相手を目立たせる芝居をする。声優のお仕事!

新年2回目の現場です。

今日の現場は子供達が主人公の中世ファンタジー物です。

楽しかった。

自分の役は主人公達を追い詰める悪大臣のマヌケな補佐官です。
大臣役の方はよく一緒になる仲の良い人で、
掛け合いをしていてとても楽しかった。

去年、代表から頂いた

目立たずに良い芝居を

これを何とかやろうとしました。

どう喋れば大臣が目立つか。
どういうテンションで行けば盛り上がるか。
それを目立たずにやる。

テストが終わった後、
さらに細かく芝居を変えて本番に挑みました。
手応えはあった、と思います。

しかし自分がやろうと思った通りにはいかなかったかな?
セッションのレベルが上がるにつれて、
自分の芝居が大雑把な事がわかる事が増えてきました。
コントロールが荒いと感じました。

それが分かっていてもできない。

自分の基礎的な部分での足りなさを感じた現場でした。

新年1回目のレギュラーの冒頭ナレーションで

新年1回目の現場です。

去年から続いているレギュラーの収録が開始されました。

この作品はもう4年目になり、
共演者もスタッフさんも長い付き合いです。
しかし、新年1回目だからかとても緊張しました。

いつもある冒頭のナレーションで手が震えました。

今年は年が明けてから数日実家に帰りました。
自分の実家は田舎で時間の流れがとてもゆっくりと感じられるのどかな所です。
そこでゆっくりと年始を過ごし、
また現場に出るために東京に戻ってきました。

この日の収録で改めて、
自分がもの凄いスピードで進む戦いの場に帰ってきた事を体感しました。

この日の収録で去年と大きく変わったのが、
腰の調子です。

ここ数年、慢性的な腰の痛みに悩まされていましたが
APHで教わった方法とマットレスを変えた事で劇的に良くなったのです。

以前は腰を庇ってバランスが崩れていた所が、
安定して力点を置けるようになりました。

もの凄く嬉しい!!

腰の負担がない事がこんなにも楽だと忘れていました。
本当に芝居がしやすい。

腰の痛みを庇うためについてしまった癖もあり、
まだまだ直すところが沢山あります。

この日も立っている時の重心を置く位置や姿勢がしっくり来ませんでした。
どうにも首が前に出て前傾姿勢になってしまう。

もともと上半身が力みがちだった上に腰を痛め、
さらに下半身に繋がらなくなっていたように思います。

今年はなんとしても余計な癖を直して、
身体の使い方を改善していきたいと思います。

レベル4になり、さらに上を目指したい。
そう思った新年1回目の現場でした。

企業VPナレーションのお仕事!信頼を得る事

毎回、ご指名頂いているクライアントさんから、

某コーヒーショップのVPナレーションのお仕事を頂きました。

原稿は、6ページしかなく、
しかも、1ページに書かれてある文字数も少ない。

これまでのと比較すると、明らかに、簡単そうに見える。

だからこそ・・・

ナメたら終わり。

そう思って、しっかりとできる準備をして、現場に行くと、
案の定、クライアントさんも立ち会うことが判明。

間違ってなかった・・。

文字が少ないからこそ、ごまかせない。

ブースに入る前に軽く打ち合わせをして、いざ収録!

テストでは少し、落ち着いた感じでしゃべると、
「もう少し、明るい感じでいくとどうですか?」と言われ、
角度を変えて、変化を見せると、「その中間でお願いします!」と。

よっしゃ~!この中間ね!と心の中で思って、
始めると、そのままスムーズに収録は進み、

ほぼ一発OKでした。

おそらく、30分もかからなかったと思います。

収録後、「今年も大変お世話になりました」と挨拶をすると、
「いや~、〇〇さんにお願いすると間違いないんですよ」と言われ、
とても有難いなと思いました。

これからも期待に応えられるよう、どんどん実力をつけて、
今できることに集中して、
自分を良い意味で目立たせていこうと思います。

外画吹替のお仕事!バランスを取る

今日も外画です。

最近、バランスの取り方を考えます。

今回の役は横暴な大臣についている気弱な秘書官の役。
大臣と共にややコミカルなキャラクターです。

今まではとにかくハッキリとコミカルしていましたが、
今日は大臣のキャラクターに合わせて
どう演じればより良いシーンになるのかずっと探していました。

大臣と競り合うのか?
より前に出るのか?抑えるのか?

テストでいろいろ試してみました。
お互いに引き立つような芝居はこの場合どこが良いのか?
ずっとそればかり考えていました。

セッションで新たな領域に入り、
以前より相手のセリフを物凄く注意して聴くようになりました。
相手がどのセリフを立てているか?
リズムは?調子は?
以前は全く気付かなかった事を少し聴けるようになった気がします。

スタジオでも笑いが起き手応えがあったと思えました。
しかし収録後の飲み会で共演者から
「あそこは逃げずにもっとぶつかって行かないと」
と言われました。
なるほど「逃げている」と見えたのか。

ディレクターからは特になにも言われていないため、
OKの範囲ではあったと思います。

しかし見る人によってはこうも感じられたという事は、
まだまだ上手くいかない事ばかりなんだと思います。

これが難しい。

今日の現場は自分では試行錯誤して楽しめました。
これが共演者、スタッフ、
そして視聴者に面白いと感じてもらえるかはわかりません。

自分の手数を少しでも増やすため、
この意見も参考にしつつ少しずつ挑戦していきたいと思います。

イベントの司会のお仕事に行ってきました!アクシデントは…

司会のお仕事でした。

高校生対象に行われる映画関係のイベントの進行を務めます。

最近は、色々ハイテクなので、
この模様が生放送でyoutubeやケーブルTVで配信されます。

それなのに、リハーサルはありません。

ぶっつけ本番です。

だからこそ、突如としてアクシデントは起こるもんだと腹をくくり、
何かきても、驚かないし、柔軟に対応すると決めていました。

案の定、台本になかった海外にいる演出家とのスカイプ対応や、
当日渡された、大使館からのお手紙の代読や、

表彰される学校がまだ来ていない!ので、
進行の入れ替え対応や、

表彰される学校が、私が聞いていた学校じゃない!とか、
(これは、もう!!顔には出さないけど、ヒヤヒヤしました)

もういろんなことが起こりました(笑)

台本なんてあってないようなものです(笑)

しかし、このお仕事はもう4年目?くらいになるのですが、
一番楽しんで務めることができました。

何が来ても、「あ、変更ね!OK!」みたいな感じで、
固くならずに柔軟に対応していたのです。

前と比べて何が変わったのか・・それは、
うまくやろう!というのをやめて
余計な力が入らなかったところが大きいなと。

今回、私は余計なことはせずに、現時点にいて、
でも必要な時は主張して・・・
といった、そのバランスをいい具合にとれた気がします。

自分の役割を前よりも理解して仕事ができたんじゃないかと。

念入りに準備もしたし、シュミレーションもしたので、
それが良い結果につながったのだと思います。

APHのセッションでも、
よく代表から「固い」と言われ続けているのですが、
今回学んだことを活かして、
柔軟にしなやかに立ち回れる自分に変われるような・・・

そんな希望が見えた現場でした。

吹替のお仕事!ベテランAさんとのシーンで

今日も外画レギュラーです。

今日は自分の中で楽しみな事があります。

子供の頃からテレビで聞いていたベテランAさんとのシーンがあるのです。

Aさんは自分の役の祖父役です。
とある事情で一度もあった事がなく、
今回初めて対面するというシーンです。

物語でも重要なシーンのため今日の自分のセリフはほとんどがAさんとのシーン。
Aさんとは何度かご一緒していますが、
こんなにたくさん、しかも関係の深いセリフ内容は初めてです。

とても楽しみで緊張しました。

とにかく聴きました。
Aさんのセリフに神経を集中しました。
Aさんのセリフから少しでも何かの切っ掛けを見つけたかった。

APHのセッションでも言われますが
「相手のセリフをよく聴く」
これは基本です。
今までもやっていたつもりですが、
ここ最近のセッションや講義でさらにその重要性を知りました。

するとAさんとの会話で自分に変化が出ました。
まず距離感が変わりました。

屋外で扉の前での初対面のシーン。
部屋に入り少し離れて立つシーン。
椅子に座り話し込むシーン。

微妙な距離の変化。
空間の変化。
会話内容の変化。

今までより細かく変わっていったような気がします。
会話内容の変化によってセリフの入りの音が変わり、
空間や距離の違いで、声の大きさや圧が変わりました。

本当に基本中の基本なのですが、
こんなにも変わるものなのかと自分で驚きました。
最近感じるのは、
自分はずいぶん大雑把に芝居をしていたんだという事です。

これをもっと繊細に変化していけるよう、
まずは相手のセリフをしっかり聴いていこうと思います。

原稿70ページ。企業VPナレーションのお仕事!

70ページもある原稿を頂きました。

いや・・もう・・・驚かない(笑)

内容は、とある企業の経営方針に関するVPです。

さすがに、集中力との勝負でした。

今、APHで大事なところをやっていて、
それを意識して、やろうとすればするほど、
本当に集中力がいるのです。

途中30ページくらいのところで、ぐったりしてしまいました。

終わりが見えない・・

けれど、途中から、めちゃめちゃ乗ってきたのです。

それはあることをやったら、自分の角度が見えて、
リズムができてきたのです。

あ、のってきた と思ったら、「この辺でお昼に・・」と言われ、
せっかく乗ってきたのに・・と思いつつ、
再開後は、そのラインをもう一度、新しい時間で取り組みました。

あ、いける・・そう思ったら早かったです。

とてもスムーズに「はい、OKです」の連発でした。

ただ本当に、集中しないといけない。日本語に。

お腹の具合とか、いろいろな生理現象が起こる中で、
目の前のことに集中する。

それは、日本語に集中することにつながりました。

内容もとても好きな内容で、語りやすいのですが、
さすがにね・・疲れました。

70ページ目の最後にあった、
「お疲れさまでした」・・という締めの言葉は、
その幅の中で、かなり実感がこもっていたと思います。

でも今回、やりながらではありますが、
自分の角度を見つけることができたので、ここをまず安定させて、
仕事につなげようと思いました。

全世界公開の某映画吹替のお仕事!

今日は外画長尺です。

ステップランクが付いてからこの長尺という仕事は正直有難い。
ジュニアランクとはギャラが何倍も差が出るから。

作品内容としても全世界公開の大作で、
出演できる事自体も嬉しい。
一応ちょい役とは言え名前付きの役があります。
ガヤやシーンの後ろで喋っていてほぼ聞こえないものではないです。
カットされなければ、ですが。

最近の大作は本当にセキュリティが厳しい。

役者が吹き替え側の把握できる部分が年々少なくなっていき、
唯一内容を把握しているディレクターの言葉が頼りです。

ネットの影響で公開も全世界同時になり、
制作も同時進行になり公開までに何度も取り直しが行われます。

今日の現場もそのうちの一回です。

こういう状況だとディレクターとのコミュニケーションの大切さを本当に痛感します。
なにせ役者側には情報がセリフくらいしかありません。
シーンの状況がわからない。

なのでディレクターに聞くのですが、
普段の吹き替えの何十倍もこちらから質問する事になります。
そうやってシーンや役のイメージを作っていきました。

「このシーンは~で~という内容です。
映像は殆どないので音声を聞いてみてください。」

しかし

「…音もほとんど聞こえないみたいなんでタイムで喋って下さい」

ほとんどがこんな状況でした。
難しい。

説明されただけではピンとこない事もたくさんあり、
役者全員が「???」と思っている事だけハッキリわかりました。

自分は被害を伝える伝令段だったのですが、被害がどれくらいかよくわからない。
テストで負け決定で自分も脱出したいくらいでやってみた所

「そこまでではないです」

「まだ余裕はあるんですかね?」

「ピンチですがすぐ撤退するほどではないのでもう少し落ち着いて伝達して下さい」

という流れになりました。

これ、普段からもっと上手くやろうと思いました。
もちろんわかり切っている事をわざわざ質問するのではなく、
「多分こうだろう」
という部分をテストでやりつつディレクターとすり合わせていく方がいい芝居ができる。

当たり前と言えば当たり前ですが、
普段はなかなかやれずにいました。

収録は年々スピード重視になりつつあります。
余計な質問はリズムを崩してしまいます。
質の良い質問を的確にできるようにしようと思います。

3日で13個のナレーション収録…!

事務所の社長から、「来週、13個収録決まったから。」と聞いた瞬間、

「13個ですか?」と思わず聞き返しました。

一気に、13個決まるって・・・・。
ありがとうございますとしか言いようがない・・・(笑)

しかしまあ・・・すごい量の原稿です。

結局、3日に分けて収録しました。

内容は、証券に関することで、専門用語だらけ。
そして、原稿の文字も小さい・・・。

いや、本当に文字の大きさって気分に関わるので、
大事だと私は思います。

でも、そんなこと言っても始まらないので、ブースでは〇〇に集中。
2時間経ったくらいで、途中で休憩をはさみます。

終わりは見えないけど、今に集中する。
こんなに、ブースの中にいられるなんて感謝しかない・・。

いや、本当は疲れた!!(笑)

けれども、楽しい!!

そして、続きにまた集中するのでした・・・。

VPナレーションのお仕事!予定とは大きくずれて…

今日はVPです。

これは企業で社内の研修などに使うもので、
テレビなどで放送されるCMとは違い一般には放送されない物です。

収録場所も「会議室」となっていてスタジオではありませんでした。

ただその場所。
どこかで聞いたことのある会社のビルでした。

目的の駅に着いてビルに向かう道。
とても懐かしい風景でした。
もう20年も前。
当時所属していた事務所でサンプルテープの配達のバイトをしている時。
テープを届けに来たことがあったのです。

その時は声優としてでなく、
ただのバイトとして来ていました。

そこに今度は仕事として来た。
それがとても感慨深く、
あれから20年も経ったのかと思うと
自分は遠回りして来たなと感じました。

いろいろ失敗してAPHに辿り着き、
一からやり直して仕事としてこの場所に来たことは本当に嬉しかったです。

さて、

収録自体はスムーズに進み、
その場で映像に合わせて形としては完成しました。
20年前とは技術力が格段に上がってますね。
収録自体の時間は多分30分くらいだと思います。

出来上がったものをクライアントに確認してもらい、
注文があればまた修正して収録し直す。
はずだったのですが

クライアントから確認の返事が来ない。

スタッフの方がメールでデータを送り、
確認したクライアントから返事が来るはずだったのですが1時間待っても返事がない。

いろいろ連絡した結果、
とりあえずお昼にしようと言うことになり
「とりあえず17時にまた戻って来てください」
と言われました。

今11:30なんですが。

今日の修正は10:30開始。
収録と映像編集で約1時間。
CM関連の仕事は待ち時間が長い事があるのですが、
ここまで長いのは初めてでした。

スタッフさんの間でもいろいろ想定外だったらしく、
担当ディレクターの方が
「13時からジム行くつもりだった」
とぐったりしていました。

こちらのキープは10:30から21:30まで入ってましたが。
いろいろあるんでしょうね。

とりあえず昼飯を食べ、近所の本屋に行き、
「台本持ってくれば良かった。
あ、今はセキュリティ厳しいから外では見れないか」
などと考えながら時間をつぶしました。

さてそろそろ戻ろうかと思うと電話が来ました。
スタッフさんからです。

「ちょっとクライアントの確認連絡がこなくて、19時まで待っててください」

こんな事もあるんだな。

結局21:30になってもクライアントの確認が取れず自分は上がりになりました。
スタッフさん達は確認が取れるまでずっと待機すると言う事でした。
スタッフの方々、本当にお疲れ様です。

後日、出来上がった物は大変好評だったと聞きました。

本当に良かった。