有名化粧品メーカーのCMのお仕事!試される対応力

今日は、誰でも一度は聞いたことのある、超有名化粧品メーカー様のCMナレーションの収録に行ってきました。

私はずっと化粧品のCMを担当させていただくのが夢だったので
ありがたいことに、本当に念願の!という感じです。

このお仕事は、よくあるボイスサンプルでの選考だったのですが
先方指定の原稿はありません。
つまり、何を読むかというところから、実力を見られているも同然!
イメージとしては「やや低めで落ちいた女性」ということだったので、とにかく自分の倍音を最大限活かせるものを、試行錯誤しながら収録しました。

そこから、スケジュールの確認などが数回重ねられ
決定連絡をもらった時は本当に嬉しかったです!
が、そこからはプレッシャーとの闘い…!
代表にレッスンで教えていただいたことを踏まえ、何度も稽古して、本番に臨みました。

収録当日、立ち会われたクライアント様は全員女性!さすがです。

そして、一発目の読みで、私が固めていったイメージのものをバシッと置きました。
するとディレクターさんのトークパックの後ろで、クライアント様たちの大きな拍手が!
「よし!これで間違ってないな」という確信を持てました。

そこから、ディレクターさんのこだわりで細かいディレクションが入るのですが
ちょっと謎なものもあるわけです。
もちろん最大限の変化を示して応えていくのですが
正直私はそこで「ん?」と思ってしまった部分もありました。

その後代表とお話をさせていただいて、これを思いっきり面白がる大切さを教えてくださったので
今度の収録の時は、どんなディレクションが来ても「よっしゃ!」と楽しんで、面白がって応えていこうと思います。

ちなみに収録が終わったあと、クライアント様に「イメージぴったりでした!」と言っていただけたので、一安心でした。

同じクライアント様の別動画の収録があるので
引き続きしっかりと良いものをお渡しできるようにしたいです。

有名化粧品CMナレーションのお仕事!度重なるサンプル提出、求められていることは?

有難いことに、F化粧品CMナレーションの
最終選考に残っているお知らせを頂きました。
「一次選考のサンプルボイスは少し堅いように聞こえました。
人選に難航しているので、添付の詩を読んだサンプルを送ってほしい」と
指示を受けたのですが・・
添付されている原稿は本番とは全く関係のない詩です。
なぜ「詩」を読んだサンプルが必要なのだろうか?
監督の正しい意図がわからず混乱する私・・。
「堅かったということは・・きっと、自然体・ナチュラルが求められているということか?」と解釈し、すぐに稽古&録音作業に入りました。
しかし「ナチュラルな読み」に苦手意識がある私は、
なかなか自分にOKが出せず・・すでに3時間経過していました。
「もう、これが限界だ・・」と思い、
やっとの思いで録音した「詩」を提出しようとしたところ、
ディレクターからもう一通メールが・・。
「本番動画と原稿も送ります。
この原稿を元気に読み上げたサンプルも一緒に提出して下さい」とのこと・・。
添付された本番用の動画を見ると、まさに明るい元気な印象。
なんでナチュラルに読む「詩」のサンプルが必要なのだろうか?
さらに混乱する私・・。
色々思うことはあるものの、急いで本番用原稿のサンプル音源も録音し、
先ほど録音した詩のサンプル音源とともに提出しました。
その後も、監督の意図が分からず気になっていたので、
代表にこの一連の流れを伝えさせて頂きました。

すると代表が
「●●●●●でやれってことだよ。◎◎が求められてるんだ」と一言。
なるほど~~~!
元気な明るいCMなのに、なぜ詩の朗読サンプルを求められていたのか・・
その理由がやっとわかりました。
その意図に自分で気付けたらよかったのですが、
もう提出してしまった後だったので、
もしも運良く決まったら、代表が教えて下さった戦略で努めようと思い、
稽古していたところ、
おかげさまでその夜に決定のご連絡を頂きました。

収録当日は女性のディレクターが担当されたのですが、
「●●●」をやれば良いというのがわかっているので、
それを踏まえて柔軟に対応していきました。
おかげさまで戦略が上手くハマリ、無事にOKを頂くことができました。
最後にご挨拶をさせて頂いた際、
10名以上のクライアント様が拍手して下さり
「化粧品セット」まで頂いてしまいました。
喜んで下さったようで、一安心です。

今回の現場は、オーディション、合格、現場に行くまでの
一連の流れに大きな意味がありました。
代表のおかげ様で、ナチュラルの本当の意味を知り、
成長するきっかけを頂きました。
本質に触れ、何を稽古したらよいのかがより明確になり、
ここから大きく次元転換できると確信が持てる現場となりましたので、
さらに上へ上へ進んで参ります。
本当にありがとうございました。

Web動画ナレーションのお仕事!雰囲気を掴むための手がかりとは

本日は、某企業のリクルート用動画のナレーション収録に行ってきました。
虎ノ門ヒルズ近くにあるとてもキレイなスタジオで、テンションが上がります!

クライアント様が到着されるまで、ディレクターさんと軽く打ち合わせ。
「軽すぎず、でも重すぎない感じでお願いします」という要望をいただきました。

10時過ぎにクライアント様が到着されて、収録スタート。
まずは私の中で考えたきたもの、
そして別バージョンでもう少し明るいものという要望があり、
2パターン録らせていただきました。

結果的に、私が最初に提示させてもらったパターンが採用になりましたが
ここで手がかりとなったのが、動画の中で流れている音楽です。
というのも、今回は様々な部署の社員さんのインタビューを挟むため、
その合間に入るナレーションも雰囲気に合わせて音楽が異なりました。
スローテンポだったり、細かくリズムを刻むものだったり。

今回はリクルート用動画で、インタビューがメインとなので
その部分がしっかりと引き立つようにするのはもちろん、
流れている音楽を聴いて、
その時々でクライアント様がどんな雰囲気を求めているのかを考えていたため、
私が考えたバージョンが採用されたのかもしれません。

とは言え、最初からガチガチに固めていくのではなくて
想定したものと真反対のものを求められてもすぐに対応できる心構えで、
引き続き現場に臨もうと思います。

海外アニメ主役吹替のお仕事!代表的なアニメの研究

海外アニメ吹替作品シーズン3が決定しました!!

今回4分×20話分の収録だったのですが、
おかげさまで半分以上が主役として活躍する物語でして・・

とても嬉しく、有難く、感謝の気持ちで胸がいっぱいです。
本当にありがとうございます。

約3週間前に仮の絵と台本を頂いたのですが、
20話分を一気に録るので、必死に準備していきました。

私の役は、一言で言うと・・
「あっけらかんとした活発、ぶっとびキャラ」で(笑)叫びまくるので、

自分のスタジオにこもって、その表情を観察しながら、
言い方の研究をしておりました。

喜怒哀楽がハッキリしている子供らしい子供で、
自由に発言するのがとても面白いな・・と思うのですが、

何よりも、この役自体が、私の中心そのもので(笑)全部、
「これ私じゃん!」と思うのです(笑)

だからこそ、
自分の奥底にしまい込んだ子供の自分を思い切り引っ張り出して、
自由に暴れてくれ!と言う感覚で、

とても楽しく取り組んでおりました。

むしろ、子供の頃の私と言いつつも実は今の私そのものだと感じています。

代表からも
「もう70点以上は取れるのは当たり前なのだから、90点取れ。
そのためには◎◎が必要だ」とご指導いただき、

必死に◎◎を研究して、一つ見つけることができたのですが、
本番でそれを膨らませられたかと言うとまだまだだな・・と。

代表的なアニメ「ドラえもん」「コナン」「ルパン」などなど、
先輩方はここを研究されているというお話を伺い、

だから子供たちは真似するんだな・・と改めて感じました。

さらに上に行くためには、ここを研究し続けないといけないのだなと・・

そうしているうちにポーンと降りてくるのだろうな・・と。

おかげさまで、本番は徹底的に、暴れ倒してきました!

この役はこうなんです!いかがですか?という想いでぶつけたものを、

ディレクターがOKし続けて下さるので、自由に遊びました(笑)

昔から子供向けの作品に出たいと思い続けて今に至るのですが、

代表からある問いかけを頂き、改めてこの役を演じる理由、
本質にも少し触れられたような気がした貴重な機会でした。

この作品が、大勢の子供たちに届くと嬉しいです。

イベント出演のお仕事!理想の着地点を意識する

本日は外国人向けワークショップのイベントに、
日本人声優としてゲスト出演させていただきました。
Zoomでのオンライン開催のため、
文字通り世界中の人たちが一堂に会する大イベントです!

今回は去年に続いて、2回目の出演。
おおよその流れは把握していましたが、
前日まで何度も何度もシミュレーションして臨みました。
とは言え、当たり前のことながら当日話すのは英語なので、ドキドキです…!

現地時間19時、日本時間11時からスタートしたワークショップは
私のキャラ演じ分けクイズをしたり、
早口言葉エクササイズをしたりと、バラエティーに富んだ楽しいものとなりました。

中でも、日本の某有名アニメを題材にしたペアワークは、大盛り上がり!
練習した成果をみんなの前で発表したい人は挙手制だったのですが、
次から次へと手が上がる上がる!
(こういう物怖じしない姿勢を、私も見習わないとなんて思ったり。)

僭越ながら、発表してもらった後に私が一言コメントをさせてもらう流れで、
それがいつも難しいポイントではありますが…
ワークショップ自体が良くなること、
参加して良かったと思ってもらえることを意識して言葉を選びながらお伝えしました。

ナレーションにしろ、こういうイベント出演にしろ、
クライアント様に「お仕事を依頼して良かった」と思ってもらえること。
その着地点さえ見失わなければ、
どうしたら良いかというのはおのずと見えるものだなと改めて感じました。

日本人である私でも日本語は難しいのに、
こうやって日本のアニメや声優に興味を持って
勉強したいと思ってもらえることは本当に喜ばしいことなので、
レギュラー化したこのイベントを、
これからももっと盛り上げられるようにしていきたいです。

キャラクターナレーションのお仕事!有名なアニメキャラで要望をいただいて

今日は音声ガイドのキャラクターナレーションの収録に行って参りました。

オーディションの際に声のサンプルを求められたのですが、
クライアント様のご要望は、某ジブリアニメのキャラクターです。

普段とは全く方向性の違うものだったので、
めちゃくちゃ楽しみながら、サンプルを作成させていただきました。

数日後、そのエネルギーが少し伝わったのか、
おかげさまでお仕事が決まりました。

当日、クライアント様はズーム立ち会いで参加されました。

まずテストで、声を聞いて頂きます。

あのキャラクターの感じが出せるように、
APHで習っているボディボイスを使い、
倍音を使った低い響きでツヤを出していきました。

この音域はあまり使わないので新鮮です。

よし、これで、かっこよく決めていくぞ!と準備していたところ、
ディレクターから、
「今のも良かったんですけど、別パターンもお願いします」と言われました。

きっと聞き比べたいんだな・・と思い、
もう少し高めの響きを膨らませたところ、
「ありがとうございます!ではキャラクターを忘れて、
もっと明るく弾けてやってみてください!」と言われ、
その某キャラクターとは真逆の元気な明るい感じを前に出してみました。

やっぱり、最初のがいい感じ♪と心の中で思っていたところ、
「お待たせしました!それでは一番最後のでお願いします!」と返ってきました。

え!!まじかよ!!と思いましたが、
「はい!わかりました!」と笑顔で返事をして、
オーディションとは全く違う声質で録り終えました(笑)

現場で変わるのはよくあることなので、
お~こっちなのか~と驚きはありましたが、
変化を面白がって取り組ませて頂きました。

今は、クライアント様の意見が全て・・
といっても過言ではない個人の時代です。。

だからこそ、柔軟に変化し、要求に応え、
信頼を積み重ねていきたいなと思います。

企業VPナレーションのお仕事!今の時代のある現場

とても雰囲気の好きなブランドを扱っている
企業のブランディングムービーのナレーションをさせていただきました!

私も好きだなと思えるところとご縁を頂けることが本当に有難いです。
またやはり私のナレーションで求められている所は、
こっちなんだと再確認できました。

そして今回の収録は、新しい時代の形をとても感じる現場でした。

今までの収録の進行の当たり前というものはなくて、
D2C時代の今、こういう現場がとても増えていっているのだと感じます。
自分が、自分の○○○でリードをしていくことが必要になっているのです。
明確にそれをできる様に、今取り組んでいることを、
もっと明確に深めていきたいと思いました。

こういう現場で、しっかりと対応することで、
次の時代に生き残っていけるラインに乗っていきたいです。

子供向け動画ナレーションのお仕事!

本日は、盲導犬に関する内容を子供たちに伝える動画ナレーション収録に行って参りました。

10分の動画が3本、お姉さんと小学生の可愛らしいキャラクター
二人で掛け合いをしながら進んでいきます。

今回、オーディションだったのですが、私は小学生役の候補に上がり、
ボイスサンプルと見積りの提出を求められました。

この台詞を読んでほしいと渡された原稿があったのですが、
かつて舞台で子供役を長いこと務めていたこともあり、
体に響かせて、ノリノリで台詞に想いを乗せていったところ、
おかげさまで決まりました。


またギャラに関しても、今は自分で見積りを出すことが主流になりつつあります。

おかげさまで、代表から金額を決める際に、
どういう考え方をしたらよいのかを伺っていたので、
自分の価値を下げることなく提示することができました。
本当にありがとうございます。

当日は、お姉さん役の方と一緒にブースに入り、
二人で掛け合いをしながらの収録で、とても珍しい光景でした。

たしかに短時間での収録なので、この方が効率が良いのかもしれません。

私が声を務めさせていただくキャラクターは
性別を決めたくないということだったので、
子供っぽく・・中性的な感じで・・
という不思議な感じではありましたが、
良い緊張感を持って楽しんで収録することができました。

最近はキャラクターナレーションが増えているので、
自分の得意分野をどんどん増やしていきたいなと思います!

CMナレーションのお仕事!絵本の読み聞かせで雰囲気をつくる

おかげさまで、「絵本関連」のCMナレーションが決まりました。

こちらは、某施設に親子で遊べる広場がありまして・・

その広場にぜひ遊びに来てねという内容のものでした。

尺が3分程度なので、おそらく、その施設のサイネージでも流すのではないかと思われます。

その広場で何ができるのかという紹介はもちろんなのですが、

原稿の半分以上が「絵本の読み聞かせ」になっていました。

絵本の読み聞かせは、昔から特にやりたい分野だったので、ご指名を頂き、とても嬉しく思いました。

ただ、今回はCMの中での絵本の読み聞かせなので、

ゆったり子供に聞かせる・・というよりは、少しテンポは速めでどんどんページをめくっていくような感覚でした。

その中でも、私の得意な響きの音を使い、ゆったり聞こえるように工夫しました。

最初のテストでOKを頂けましたので、1ページごとに収録していったのですが、この上なく幸せな時間でした。

色えんぴつの優しい色合い、前日に見た名作劇場のアニメ、

その雰囲気を少しでも滲ませることができたら良いなと思いながら、◎◎に気を付けました。

登場人物の男の子は、名作劇場で登場したあの男の子を真似しました。

結果、とっても楽しみながら収録をすることができました。

自分の好きな絵本関連のナレーションに関わることができて、感謝の気持ちでいっぱいです。

とても心あたたまる1日でした。

韓国ドラマ予告特番ナレーションのお仕事!

今日は、番組ナレーションの収録に行って参りました。

某韓国ドラマの予告特番で45分の番組です。

男性ナビゲーターの方がドラマの魅力を語ったり、ロケ地に行ったり、
出演者と対談したりする中で、私はナレーターとして詳細を説明したり、
ナビゲーターの方にナレーターとしてツッコミを入れたりできる立場でした。

台本も、いつも以上に語りかける言葉が多かったり、語尾に♪マークがついていたりと、
とても気分の上がる内容でした。

早速、テストで冒頭を読み上げると、ディレクターから、
「今のとても良かったので、もらっちゃいますね!」
「ただ、最初の3行だけレベル取れてなかったので、そこだけもう一度お願いします」
と言われ、
やった!掴みはOKだ!と心の中で思いました。

APHで「戦略的に」という言葉を何度も伺っているので、
途中、「おいしそう!」という言葉が出てきた際に、
私がやる理由を置いてこよう!と狙って、

わざと崩して世話落ちで挑戦したのですが、
「今のもう一度お願いします」と言われてしまい・・
これはやりすぎだったようで、基本ラインに戻しました。

ディレクターの好み、もしくはクライアント様の好みかもしれませんが、
あまり崩しすぎるのはダメなんだな・・と傾向を掴むことができたので、
好まれるラインの中で、どんどん遊びたいなと改めて思いました。

全体的にはおかげさまで楽しく収録させて頂くことができました。

ただ甘噛みしてしまった時、やり直したい!と思っても
「はい!OKです!」とそれが使われてしまう結果となり、悔しい部分もありました。

時間が限られているため細かいやり直しはできない。

そのことを肝に銘じて1回1回集中することが大事だな・・と痛感しました。

これからどんどん番組ナレーションを担当するので、もっと自由になるために、
APHで正しい技術を身につけて参ります!