企業VPナレーションのお仕事!きれいなスタジオに気分が上がる

本日、外部スタジオにて
某大手企業のSDGSプロジェクトに関するナレーション収録でした。

こちらは30分程の商品説明案内動画で、
20ページ位の原稿を前日に頂きました。

一度目を通した感じだと、
有難いことに普段頂いている原稿に近い印象を受けたので、
いつも通り落ち着いてやろうと思いました。

朝の9時半にスタジオ入りしたのですが、
とてもきれいなスタジオで気分が上がりました。

今、私も自室にスタジオを作ろうと燃えている最中なので、
マイク、傾斜台、防音扉、壁の色・・あらゆるものに興味津々です(笑)

ディレクターと挨拶をした後、ブースに入り、テスト読みをしました。

「もう少し明るくても良いです!」とのことだったので、
響きを明るくして読み直したところOKを頂いたので、そのまま収録になりました。

原稿が届いたのが昨夜22時過ぎだったということもあり、
ディレクターが気を使ってくださったのか1ページごとに1回目テスト、
2回目本番という流れで収録となりました。

私もそれを上手く活用させて頂き、
1回目は動画の雰囲気やタイム感を確認しながら読むようにし、
2回目は集中・・といった感じで臨んだところ、
調子良く、テンポ良く、収録が進みました。

一度、収録した所をプレイバックするだけでも時間がかかってしまうので、
できるだけスムーズにやれたらいいなと思っていたので、
このやり方はとても有難かったです。

結果、「集中」を高めることによって、ビシッと1回で決めることができ、
ディレクターや制作の方に喜んでいただけました。

宅録で収録する際は、時間の制限を作らないとこだわり抜いて
いつまでも録り続けてしまうことが多々あったので、

今回改めて、APHでも学ばせて頂いている
「1回1回集中」することの重要さをこの現場で痛感しました。

また収録している際、とても気分が良かったのですが、
それはおかげさまで今APHで教わっている「大事な姿勢」「意識」があり、

それらを感じながら自分の軸をぶらさずに音にできたからだと思います。

さらにそれが相手に届いて、OKを頂いて、
スムーズに進む感覚がとても有難かったです。

また、スタジオ空間に対する意識が上がったことも良かったと思います。

この感じを大切に一つ一つ丁寧に仕事をしたいと思います。

外画吹替のお仕事!メイン以外の役も試しながら

今日も外画です。

単発かと思ってた作品でしたがまだ出番がありました。
有難い限りです。

メインキャラの兄で家族を心配して奔走する役者ですが、
今回はほぼ息づかいだけでメインはその他のキャラでした。

この作品は史実、それも比較的最近の事を扱っていて
相当深く調べて作品にしています。
そのため誇張した表現は芝居としてもストーリーとしても合いません。

現場での課題である姿勢とは別に、
自分の今後のために必要になる凝縮した芝居が求められました。
息づかいだけでも丁寧に原音を拾い、
大袈裟にならずその時の感情を乗せて表現するのに神経を使いました。

最近、姿勢を気にしているせいか
息を吸う時に前より深くしっかり吸えるようになった感じがします。
喋らなくてもできる表現はありました。

しかしこの現場のスタジオ
凄くカーペットが柔らかいのか、どうも立っていて不安定になります。
他のスタジオでは感じた事のない感覚で、
とても不安定な感じがします。

ぱっと見は別に毛が多いわけでも分厚そうにも見えないのですが、
何か違和感があり苦手です。
このスタジオで姿勢をやるのは色んな意味で良い稽古になりますね。
難しいんですが。

家では基本的に裸足にフローリングでやってますが、
スリッパを履いてこのスタジオ用の感覚も稽古しています。
まだしっくりこないのでどんな状態でも安定して立てる感覚を掴みたい所です。

さて今回のメインのその他のキャラですが、
劇中に出てくるTVにチラッと映るインストラクターですね。
作品の雰囲気とはちょっと外れた内容で、
いかにギリギリまで振り切れるかと準備して現場にのぞみました。

「あ、TVの音は原音使う事になりました。お疲れ様でした。」

こういう事もよくあります。
OKが出るラインを探りたかったのですが…
どこか別の現場で、今日使えなかった芝居は試したいと思います。

教育向け動画ナレーションのお仕事!語尾の意識

今回は小学校5年生向けの教科書補足ナレーションです。

現在、ほとんどの小学生にタブレットが支給されています。

文字だけの授業で補えない内容を、
動画を見ることでより理解を深めるという目的で、
QRコードから動画を開けるようになっているのです。

私が担当するのは「保健体育」です。

「体や心の変化」といった繊細な部分や
「手洗い、アルコール消毒」といった基礎的な部分を伝えていきます。

出版社であるクライアント様も立ち会い、
ディレクターの指示のもと5分弱の動画を30本以上収録していきました。

今、APHで磨いている「明るさ」をベースに、
自分の高音の部分でしゃべるように意識しました。

そこで気づいたのが自分の癖です。

「●●しましょう」の語尾が伸びてしまうのです。

ディレクターから「しょう」を短めにお願いしますと言われ、
いざ短くすると違和感を感じました。

ただ、チェックで聞き返すとそんなに気にならないので、
単純に私の意識の問題です。

本番中、この違和感はなかなか消えませんでした。

子供向けというところから、
温度を意識して語尾を伸ばすことが普通になってしまったのかなと思います。

これを代表に相談すると、
ある単語を代表が仰って下さり、すごくしっくりきました。

平たく言うと語尾のバリエーションの欠落ですが、
これをきちんと単語で理解することで、迷わなくなりました。

最近、ありがたいことに「教育」関係のナレーションが増えているので、
ここからさらに稽古して上へ上へ進んでいきたいと思います。

動画内ナビゲーターのお仕事!久しぶりの顔出しで台詞を覚えたら

いつもはナレーションでお世話になっている制作会社さんで
ナビゲーターのお仕事が決まり、久しぶりに、顔出しのお仕事をして参りました。

都の職員方向けの研修動画で、5分の動画が11個あります。

久しぶりに4ページくらいあるセリフを数日かけて頭に入れ、
本番では柔軟に対応できるようにしようと準備していました。

待つこと3時間。ようやく出番です。

久しぶりのカメラを前に緊張しましたが楽しむことを心掛けました。

頭の中で、何度も反芻した長台詞。

自分の言葉にして、カメラに何度も問いかけて練習済み。

ようやく来たぞっっ!と、
カメラの前に立ったところ、
カメラの前にちゃんとプロンプ(セリフ)が用意されていました。

え~~~!!

きっと、その用意されたプロンプを読むよりも、ちゃんと覚えたセリフを
カメラに向かって話した方が見ている方に伝わるのだと思いますが、
目の前にプロンプを出された時、そこに甘えてしまいました。

一気に、準備したものが飛んで、
セリフを読み上げる方向に変わってしまいました。

もちろん、読み上げながら語りかけはしますが、
覚えて話す方がきっと質は良かったのだと思います。

「プロンプいらないです!」と伝えられていたら違ったのかなと反省です。

ただ、APHで学ばせて頂いている
語頭や語尾にかけてのラインを丁寧に言うことができ、

クライアント様からもOKは頂けたので、それなりのものはできたのだと思います。

私にとっては反省の多い現場でしたが、とても楽しくやらせて頂きました!

顔出しをしていくために歯の矯正も完了させたので、
これからどんどんナビゲーターのお仕事も増やしていけたらと思います。

ゲームの声のお仕事!台本が紙ではない影響

今日は以前やったゲームの追加収録です。

課題はずっと姿勢が基本です。
特にこの現場、
台本が紙ではなくタブレットなためとても重く感じて
重心が紙の台本の時と変わってしまうのです。

身体ができていれば影響はないのかもしれません。
しかし今の自分ではタブレットを支えるために腕に力が入り、
少し前傾姿勢になってしまうのです。

姿勢を気にしてきて一つ感じたのが、
自分は前傾姿勢になりがちでみぞおち周りを押し潰してしまっていたという事です。
それを変えるために身体の中心に重心が来るように気をつけてきましたが、
タブレットの重さで上半身が力んでしまってバランスが崩れるのです。

こんな事で姿勢が崩れるというのも情けない話です。
単純に筋力があったら気にならなかったかもしれません…

とは言え今回のゲームにはまだ映像がありません。
なのでいつものように画面の直線上に台本を持っていく姿勢ではなく、
身体に近づけて少し下向きでやりました。

なんとかバランスを取る事ができたかなと思いますが、
現場の変化がこういう形で出てくるとは思いませんでした。

そして内容としては、
ゲームの主人公が訪れると街で人々の悩みを解決していくというもので、
自分はその1人です。

世界観にハマるようにやるのは当然ですが、
日曜セッションでやっているエッジを可能な限り入れてみました。

今回はとにかく強いエッジをつけない方向でした。

なんとかセリフに凝縮して込めていく芝居を身につけたいところです。

企業VPナレーションのお仕事!響くラインで

LPガス等を扱っている大手企業様の展示会用ナレーションの収録でした。

およそ5分程度の動画で軽快なリズムに乗せて企業をアピールしていきます。

今、企業案内や商品案内のナレーションのお仕事を頂くことが多いのですが、
誠実さを意識して、落ちついた感じにしようとして、自分の音が少し下がり気味なのが気になっていました。

なので、今回は自分の一番響く箇所を軸として明るく仕上げるように準備をしました。

ポイントとしてAPHで稽古させて頂いているボディボイスで、
自分の一番響く部分を意識して、最初から明るい音で入るようにしました。

テストで雰囲気等のOKを頂いたので、そのまま本番です。

胸骨・股関節共に緩めるように意識して、
どの姿勢だと響くのか・・最初に決めて、あとは身を任せました。

まだまだ体が硬いなと感じますが、自分の良く響くラインで入れた感覚があります。

そして、課題の一つである語尾の始末。

ラインを間違えると語尾が抜けてしまうので、とにかく語頭のラインを明るく明るくしていきました。

テンポが速く、途中聞かせたい言葉が流れてしまったような気がしたのですが、
特に気にならないということで、特に修正はありませんでした。

私としてはそこだけやり直したい・・と思ってしまいましたが、OKを頂けて良かったです。

これからさらに、本番1回で、ビシッと良いラインに乗せるということを常に意識して、
集中していきたいと思いました。

外画吹替のお仕事!淡々としたした台詞

今日は外画です。

以前に数回呼ばれたシリーズでかなり長く続いているようです。

そして課題は姿勢とエッジです。

姿勢は首が前に出てしまわないよう、
楽に真っ直ぐを意識していきます。

今回の役はこの話数では割とセリフが多く、
喋っているうちにまた首が前に出てきました。
自分の意識が前のめりになり過ぎないよう、
その場所、その時間にいつつ芝居に入れるように意識しました。

こうしていると役者という仕事は不思議な事をしてるなぁと感じます。
その場にいながら別の意味で空間、異世界に入っていくような感じでしょうか。

今日のセリフは感情が大きく揺る内容ではなかった事もあり、
姿勢は割と安定して立つ事ができたと思います。

しかし芝居ではかなり抑えられました。

大事件が起こり動揺を見せないようそれを伝えるセリフ。
あまり大きく抑揚はつけられない。
狭い範囲で可能な限りいろんな表現、音を使えるように演じました。

ディレクターからは「もっと淡々と」「相手を動揺させないように」と細かく演習が入ります。
狭い男や表現の範囲にいかに芝居を捻じ込んでいくか、
その難しさを感じる現場でした。

自分に必要な事を感じられて非常に楽しい時間でした。
次回はもっと早く対応できるよう稽古していこうと思います。

アニメのお仕事!楽な姿勢で

今日は久しぶりのアニメです。

以前、チンピラ役で出た作品で同じ役みたいです。

「みたい」と言うのは画面外で喋ってたり絵がなかったりで同じ役かどうか判別がつかなかったからです。
一応前回と同じ「男C」という役名で同じグループの中だったのでたぶん合ってる。

現場に来てようやく同じ役だと分かりました。

今日のセリフは一言。

台本と映像を隈なく見ましたが、
ここだけです。

今日も姿勢を課題に演じました。

以前の現場では首と肩が前後逆方向に向かっていて力みが出ていました。
家でもマイクを前にすると無意識に首が前にでて肩が逆に向かいます。

それなのに肩から下は真っ直ぐを意識しているのでいろいろバランスがおかしかった。
これなら全身で前傾姿勢になった方がまだ変な力みはないかもしれません。

なのでまず、
無意識にマイクに向かってしまう首を意識して真っ直ぐ身体に乗せました。
これだけでかなり楽になりました。

喋り出しでまた前に行こうとする首を押さえると、
肩は意外に楽なままでした。
首が前に出るので変にバランスを取っていたのかもしれません。

かなり楽に立つ事ができました。
今日は特に呟くようなセリフで、
芝居として力の入る所がなかったのも影響したと思います。

もちろん叫んだり、気合やアクションの時は力が必要なのですが
この楽な姿勢を基本にして無駄な力をなくしていきたい所です。

海外アニメ吹替のお仕事!個別の収録時間は短い

今日は海外アニメです。

持ち役がありちょこちょこ出てきては被害に遭いリアクションを取っています。
今日も主人公達の騒動に巻き込まれてボヤいてきました。

セリフは2箇所、合わせて4行です。
収録時間は5分かかりませんでした。

あっという間に終わる収録に今だに慣れません。
他の人の芝居が見たいなぁ。
しかしこの4行にやれる事を詰め込みました。

結果的に削られる所もありやった事が全部使えた訳ではありませんが、
自分の役にできる事を詰め込んで現場に行く事は毎回やっていこうと思います。

そして今日ももちろん姿勢を課題にしてきました。

とにかく肩の位置。
これが邪魔をする。
どうも無意識に首が前に出ていて、
逆に方が後ろに行っているようです。
これを真っ直ぐ並べれば凄く楽にいられるのですが、
気づくとまたズレています。

たった4行なのですが、
喋ってる最中から身体のバランスが変わっていくのを強く感じました。

少しずつ自分の身体のクセを直して、
身体の力を無駄なく声に伝えられるようにしたいです。

ゲームキャラボイスのお仕事!プレイしたことのあるゲームでした

今日はゲームです。

今、一番自分が広げていきたい分野です。

今日はゲーム内世界の街に住む住人たち、
ガヤの収録です。

何とか名前付きレギュラーキャラを獲りたい所です。

作品としては長く続くシリーズで、
自負自身楽しくプレイしていたゲームでした。
ディレクターの説明を聞きながら非常に興奮する気持ちが湧き上がります。

まだゲームの映像ができていないため口頭での説明と資料だけが頼りです。
ここから自分がプレイしていたイメージを合わせて膨らませて演じました。

ある会社内での会議でコミカルなセリフがあったので、
そこでセッションで稽古中の物を使ってみました。
もともとやっていた事ですが、
セッションで課題にしてからハッキリと意識して使い所を考えるようになりました。

ディレクターの「良いですね、頂きました」という返しの後ろに、
スタッフさん達の笑い声も聞こえ手応えを感じました。

意識的に具体的に使うようになって、
結果がそうなる理由が良くわかるようになりました。
これをもっと前からやっていれば…
感覚だけでやっていた時はわからなかった。

これを今後も一つ一つ積み上げていきたいと思います。

それと驚いた事が一つ。

現場での台本がタブレットになりました‼︎

話には聞いてましたが実際使ったのは初めてでした。
紙の台本よりずいぶん重い。
しかしあまり見ずらさは感じません。

自分と時代の変化を感じた現場でした。