今日も外画です。
単発かと思ってた作品でしたがまだ出番がありました。
有難い限りです。
メインキャラの兄で家族を心配して奔走する役者ですが、
今回はほぼ息づかいだけでメインはその他のキャラでした。
この作品は史実、それも比較的最近の事を扱っていて
相当深く調べて作品にしています。
そのため誇張した表現は芝居としてもストーリーとしても合いません。
現場での課題である姿勢とは別に、
自分の今後のために必要になる凝縮した芝居が求められました。
息づかいだけでも丁寧に原音を拾い、
大袈裟にならずその時の感情を乗せて表現するのに神経を使いました。
最近、姿勢を気にしているせいか
息を吸う時に前より深くしっかり吸えるようになった感じがします。
喋らなくてもできる表現はありました。
しかしこの現場のスタジオ
凄くカーペットが柔らかいのか、どうも立っていて不安定になります。
他のスタジオでは感じた事のない感覚で、
とても不安定な感じがします。
ぱっと見は別に毛が多いわけでも分厚そうにも見えないのですが、
何か違和感があり苦手です。
このスタジオで姿勢をやるのは色んな意味で良い稽古になりますね。
難しいんですが。
家では基本的に裸足にフローリングでやってますが、
スリッパを履いてこのスタジオ用の感覚も稽古しています。
まだしっくりこないのでどんな状態でも安定して立てる感覚を掴みたい所です。
さて今回のメインのその他のキャラですが、
劇中に出てくるTVにチラッと映るインストラクターですね。
作品の雰囲気とはちょっと外れた内容で、
いかにギリギリまで振り切れるかと準備して現場にのぞみました。
「あ、TVの音は原音使う事になりました。お疲れ様でした。」
こういう事もよくあります。
OKが出るラインを探りたかったのですが…
どこか別の現場で、今日使えなかった芝居は試したいと思います。