海外ドラマレギュラーのシーズン4の収録を終えて…

海外ドラマレギュラーのシーズン4の収録が終わりました。

全13話、あっという間でした。

打ち上げも楽しく終わり、自分にしては珍しく少人数での二次会に参加しました。

そこで、先輩から
「今シーズンは積極的にチャレンジしていた、あれは良かった」
といってもらうことができました。

嬉しかった。

シーズンも4まで来ると、もうレギュラー陣は
セリフの尺や言い間違いくらいしか言われなくなります。

しかし、変化がなくなり固まってしまう恐れもあります。
自分は、もっと役の幅が広がらないかと細かいところから試していました。

当然、全て上手くいくわけもなく
「キャラが崩壊してるぞ」
とディレクターに言われた事もありました。

なにせ自分の役は、
無口でクールなイケメン
だからです。

感情が出すぎると、
「クールに」
と言われます。

これが難しかった。
では、どんな言い方なら、どこまでならキャラが崩れず感情が出せるか?
いろいろ試して、それをディレクターに抑えてもらっていました。

シーズンが終わるまで、不安でした。
こうやって試している事がマイナスになっていないか?
共演者のジャマになっていないか?

収録中はそういう話はほとんどできません。

今回、打ち上げの二次会に行った事で
少人数で話ができた事は本当に有り難かった。
自分のやっていた事は、少なくともマイナスではなかった。

この作品、シーズン5が決まり
年末にまた収録があります。

次はもっと豊かなキャラクターになるよう、
チャレンジしていきたいと思います。

ボイスオーバーの現場から。ギリギリは面白い!

今日はボイスオーバーです。

内容は、世界のトップクラスのシェフを紹介するドキュメンタリー。
その人達の話は役者としてもとても面白いものです。

それに声を当てるのですが、
今回は主役の三兄弟シェフを演じる方々の芝居が面白かった。

メインの三男を演じる方は、ずっとギリギリなんです。
芝居の持っていき方、テンションをギリギリのところまで待っていき、
いつ破綻するか!?と見ているこちらがドキドキしました。

次男を演じる方は不器用な方で、
自分の芝居を全力で必死にやっているため余裕がない。
今回はこれが面白い方に作用していました。

そして長男を演じる方は、弟達をまとめるように安定感の中に
緊張感もある芝居をされていて弟達の支えになっていました。

面白かった。

三人が喋り出すと、ギリギリでバランスが取れているようで
いつ崩れるかわからない緊張感がある。

APHの講義で習った○○○現象が、現場で起こっていました。

特にメインの三男の方は、声を震わせ情熱的に演じていて
精神的にも体力的にも限界ギリギリまで使っているように見えました。

後で聞いたら、基本は舞台の方で
声優としての仕事は余りされていない方で慣れていなくて
死 ぬ ほ ど 緊張していたそうです。

芝居じゃなかった。
でもそれが、全てプラスに作用して面白かった。

自分は声優という、声の方向から芝居を始めました。
そのため吹き替えなどに慣れているため、ここまで緊張する事は稀です。

APHでは、いかに良い緊張感を創り出せるか?
という話をよくして頂いていました。

今回の自分の役は、食品業者と友達でした。
それぞれ一言ずつ。

…難しい…このセリフの中でどうするか?
リズムを崩さず、盛り上げる事はできたと思いますが、うーん。

今回の現場を見て、自分はまだ余計な緊張、余計な余裕を持っている
と感じることができました。

技術に集中して、狙った芝居に集中して、良い緊張感を
もっともっと高めていきたいと思いました。

物語の雰囲気を作ることを意識しています!!

去年から、立ち方のバランスを現場で気にしています。

それ以外にも、現場の空気、というか流れというか、
そういうもののバランスも気にするようになりました。

自分はまだ、その他大勢の役が多く、
やられ役(相手に負かされる役割の人物)も沢山あります。

こういった役を以前の自分は軽く見ていました。
しかしある現場で、
アナウンサー役を大ベテランがやっていたのを見て衝撃を受けました。

ニュースや実況、無線など、本筋とあまり関係ないところは
たいてい若手がやる事がほとんどです。

この時もそうだと思っていたのですが、
わざわざ大ベテランにそういった役が振られていました。

なぜ?と思いましたが、実際にやっているのを見て納得しました。

若手がやるとニュースの内容が軽く感じられ、印象に残りません。

しかし大ベテランがやると、とても重要なニュースに聞こえ、
物語の雰囲気が変わるのです。

特にこの時の作品は、
政治や戦争が題材だったのでこの「雰囲気」がとても需要だったのです。

完成したものを見た時、大事件が起こったように感じ
戦争が始まる予感を強く感じさせられました。

やられ役のその他大勢にも、この雰囲気を作る事ができる、
という事を知る事が出来ました。

今の自分は、アクションものでやられ役をやる時は
シーンを盛り上げるように激しく強くやられます。
うまくいくと、やられ役でシーンのリズムを立て直すこともできるのです。

今日の現場、前半はなにかリズムが悪かった。

主役の二人がやや調子が悪いように感じました。
それに影響されてか、脇役の若手もイマイチでした。

ここで、やられ役の見せ場が来ました。
主人公に次々と撃ち殺されます。
悪い流れを断ち切るように、激しく強くリズムに乗ってやられました。

手応えありです。

シーンを良いリズムで終われたと感じました。

小さな役でも必要だからそこにいるのだと
改めて感じた現場でした。

バラエティの再現ドラマ。意図的に挑み良い空気に!

今回は地上波のバラエティ番組での再現ドラマのお仕事でした。

前日の夜に台本を頂き、
ちょうどその週にAPHで教えて頂いたあるポイントを
台本に書き込みながら準備。

短いシーン、少しの台詞で、
なんとなくやってしまってはあっという間に終わってしまいます。
そこに私は何を残してくるのか。

ドラマの主役を務めるのは女性芸人のYさん。
さらにゲスト出演で、皆さんも良く知っている芸人のNさんも。

私は中学校の先生の役でした。
中学生役の子たちが三人いたのですがリハーサルではちょっと固い感じ。

私は前夜準備したこと、そしてここのところ取り組んでいる
台詞のあるポイントをしっかりやると決めて臨みました。

でも実際にやると準備してきたようには全くならないのです(笑)
だけれども・・・そこではないところでブレイクするから面白い!

感覚的な表現で恐縮ですが、
自分の枠から一旦飛び出し、違うところ(自分では予想していなかったところ)、
それも一つ深いところに着地してくる、そんな感じです。
だからそれは新鮮なのです。

そうすると空間の温度が上がって、空気が柔らかくなって・・・
監督も、スタッフさん達も、固かった中学生役の子たちもフフフと笑ってくれて
空気がフワッと一つの大きな丸なりました。

そこにYさん、Nさんが入ってきて本番は
ポンポンポンと小気味よく台詞を交わして終わりました。

APHで学んでいることを現場で使って、自分の役割をきっちりと置いてくる。
こんなに楽しくて嬉しいことはありません。

現場に立たせて頂けることに感謝しつつ
更に上のステージに向かって行きたいと思います。

現場でうまくいく時・失敗する時の違いに気付きました!

バランスが…安定しない!!

昨年からずっとやっている現場での「立ち方」
これが安定しない。

昨年末に一度、凄く楽で安定した瞬間がありました。
今年に入って、それをもう一度再現しようとして力みが増えて
改めて「楽」という事の重要さを再認識したところです。

そして

「楽」を入れ調整してきた結果
だんだんと良くなってきました。

しかし問題が。

安定しない!!

なにが安定しないというと、
テストで『ここだ!!』という感覚でうまくいったのに
本番で『なんか違う』となったりと、
当たったり外したりを繰り返しているのです。

うまくいくと、声を出す時に口元で発音する衝撃が背中側に当たり
跳ね返るような感覚があります。

失敗すると、力んで押し出しています…

これが安定しない。
なぜなのか?

今日の現場が終わってから気付いたことがありました。

うまくいく時は『こう!』という感じ。

失敗する時は『こうしてこう!』という感じ。

些細な違いですが、失敗した時は工程が多いのです。
特に本番の時。

テストではある種、気楽にやっている部分があります。
しかし本番になると緊張感が増し、より細かい所を
気にするようになるようです。

そのため、テストでシンプルにやっていた事を
本番では工程を増やし複雑にしてしまっているのではないかと思います。

シンプルに

これができないのです。
悔しい。

次回は、もっとシンプルに。

感情をどう表現するか?もう一段上の表現を目指して

最近、自分は表現の幅を大きくしようとしてきました。

特にコメディ要素があると、
元の映像から膨らませ大きくするようにしてきました。

それもある程度うまくいっていましたが、
もう一段階上を目指すためにはこれだけではダメだとも感じていました。

業界で生き残ってきたベテランの芝居は、
大きく見えるけど映像と合っている。

自分との違いは何だろう?

今までは感情も表現も外へ外へ出す方向を模索してきました。
もともと内向きの独り言のようなところから
自分の芝居が始まっていたからです。

最近は「やりすぎ」と言われるくらいには外に出るようになりました。
なので一旦、外ばかりでなく
内に留める芝居をやろうと考えました。

自分の感覚として変わったのは、以前こういう芝居をしていた時よりも
手応えが増えた気がした事です。

表に出せる感情や表現が多くなったので、
内に留めるものも増えたのかな?と思います。

こうやって内向き、というか抑えた芝居をしていると
一言一言の言葉を発する時、とてもエネルギーが必要になります。

ただトーンを抑えただけでは、暗く弱くなるだけで内に何も溜まりません。

大きく強い感情、表現をグッと内に秘め、
一言一言に丁寧に優しく乗せていく。

難しい!!

難しいよ!!

方向は「こう」なんですが、気をぬくと滑っていってしまうし
溜めすぎるともったいぶってタイミングが遅れる。

まあ繊細な技術を求められます。

映像のリズムに乗り、相手役のリズムに乗り、
自分のリズムに乗り、丁寧に言葉を発する。

楽しかった。
が、足りん!!

はっきり感じました。
○○ですね。

稽古が必要です。

うまくいかなかったのは、○○を忘れたからでした…!

やっぱり力みだった…

去年末に一回だけあった全身の力のバランスが取れたような感覚。
今年になってまだ感じられていません。

いろいろ試して見ましたがどうもうまくいかない、悪くないけど何か違う!!

そこで、今日はもっと基本から確認して行きました。

まずは楽に立って…と思ったところでハッとしました。
楽に!!

バランスを取ることばかり考えて必死になり、またいろいろ力んでました。
力を抜いて立ったところ…去年の時と近い感じになりました。

我ながらビックリしました。
一番基本の「楽」が抜けていました。

ここからどう力まずにバランスを取るのか?
去年はそうやっていった結果、一回だけあったあの感覚になったのです。

しかし…すぐ忘れる。
情けない。
基本中の基本なのに。

楽を入れると、声が出しやすくなり、芝居の幅も広がる。
あーこの感じだ。
でも、下半身の安定感が足りてない。

一回できただけで、やはり「できている」わけじゃない。
この「できた」と「できている」の違いが大きい。

うーん悔しい。
しかし、まず楽に。
これを忘れていたことに気付けたのは大きなポイントでした。

次回から、まず楽に!!

現場でのチャレンジ。「立ち方」に取り組んでいます!!

あれ!? 前と感覚が違う!?

おかしい。

去年は、後半ずっと立ち方を現場で試してきました。
○○から上半身までの流れ。

いろいろ調整しつつ、年末に一度、
○○をうまく使う事ができた時がありました。

安定感が増して、
今まで体の各部分でバラバラに力を調整していたような感覚が
一つにまとまった気がしました。

そして今年。

あれ? なんか違う?
またなんか不安定な感じが…

あれは、一回できた、だけだったようです…

悔しい!!

あの時の感覚は自分で言うのも何ですが良かった。

○○を使う事で全身がつながる。
○○から何か力が伸びて行くような感じでした。

普段はほとんどが、膝あたりでバランスとってる感じが多いんです。

今年はあの感じで行くはずだったんですが、
甘かった。

しかし、方向性は間違っていないはず。

今年もやっぱり
「立ち方」からだと強く感じました。

あの感覚をいつも使えるように
現場でチャレンジしていきたいと思います。

新年1回目の仕事に行ってきました!

新年1回目の仕事は長尺です。

初日から、なかなか難しい現場でした。

自分の役は男性3人グループの中のちょっとマヌケなイケメンでした。
イケメンはまあ置いといてマヌケな役は得意な分野です。

作品は前半はコメディ調で後半がシリアス調と変化のあるものでした。
自分はその両方に絡み、幅を見せられる面白い役でした。

最初のセリフからマヌケさ全開で喋ろうとしました、が、しかし
寸前で変えて、真面目さを出す方向に変えました。

というのも3人グループの1人がだらしなくて
デリカシーのないジャンキーだったのですが
その役の人は強力にキャラを出してきたのです。

もう1人の男性はヒロインと対立する男性側のメインキャラ。

このキャラ、自分はもっとコメディ調の強い作り方をしてくる
と思っていました。

しかし始まってみると表面上は良い人ですが、
本心の読めない不気味なキャラクターで来ました。

この2人に挟まれて、自分はどの位置に行くべきなのか?

自分のセリフまでの短い時間の中で
脳みそフル回転で考えました。

結果、自分はマヌケよりも
この3人の中で常識人である立ち位置を取ることにしました。

後半、ヒロインと不気味な男性が対立し
ややホラー色も出しながら物語が結末に向かいます。

自分の役は、その間に立ち、葛藤するシーンがありました。
そこへ行くために
マヌケさを強く出すと合わないと感じたからです。

これによってこの3人のグループは
不気味な男、ジャンキーの変人、ちょっとマヌケな普通の人
という立ち位置になりました。

…あり!だと思う…

しかしもっと強くキャラを出して行くべきだったのか?

ディレクターからは何も言われず、
立ち位置として間違ってはいなかったようです。

しかし、自分が他の2人よりさらに色濃くキャラを出すことができたら?

もしかしたら違うバランスの取り方もあったかもしれません。

次の現場では、今までと違う方向もできるようにしたいところです。

レギュラーのシーズン4、最終回の収録です!!

レギュラーのシーズン4が今日、最終回です。

10月から始まり計10話、
セッションと個人レッスンで教わった事を一番多く試してきた現場でした。

主な課題は
・下半身の安定
・力強い低音の安定
・○○
でした。

自分の役は屈強な海兵隊員
毎回、戦闘のたびに吠えています!!

実は原音は、見た目とは裏腹にハイトーンな声をしています。
好みの美人を見つけては口説く軽い面もあり
力強い低音だけで押していけるキャラでもありません。

しかし、この作品のディレクターは、原音に合わせろとは基本的にいいません。
吹き替えにした時、
・違和感がない
・面白い
・原音を超えている
ならOKがでます。
というか絶対にやれ!!という方です。

そのため原音のハイトーンな声に合わせるのではなく、
単純に見た目と性格・役者のイメージで演じてきました。

そこで出てきたのが、神谷明さんです。
神谷さんがやったらカッコいいだろうな~と思い作ってきました。

その過程で改めて神谷さんの凄さを感じつつ、
今シーズンの最終回を迎えました。

最終回も吠える!!
原音にないけど激しい銃撃戦とアクションにアドリブで息遣いを入れまくりました!!

他のキャラの戦闘シーンと交互に入れ替わるので、
被らないようテンポよくスピーディに入れました!!

まあ、オンエアではカットされてたりはする事はあるんですが…

この戦闘で吠えるシーンでは、
教わった技術を存分に使って、吠えてきました。

5話あたりでは、不発も多く不安定で、
テストで良くても本番でスカスカになったりと悪戦苦闘していました。

しかし最終回では、ある程度安定させる事ができました。
有難うございます!!

しかし、もっと使えるようにならないと…
ちょっとしたラブシーンがあったのですが、ささやく時にこれらを使うのが
難しい!!

昔は、ささやく方が得意だと思っていたのですが、
それは単にエンジンが小さくコントロールしやすかったからでした。

このエンジン自体を強化したくて稽古してきた結果、
力一杯打ち出す事は段違いにできるようになりました。

しかし、その力を小さく圧縮してコントロールできるまでには
なっていない事がはっきりしました。

特に、普段より低い音を使う時、
それがはっきりと現れます。

来年の年末にシーズン5が決まっています。

そこへ向けて、さらに魅力的なキャラクターになるよう
稽古をしていこうと思います。