今回は地上波のバラエティ番組での再現ドラマのお仕事でした。
前日の夜に台本を頂き、
ちょうどその週にAPHで教えて頂いたあるポイントを
台本に書き込みながら準備。
短いシーン、少しの台詞で、
なんとなくやってしまってはあっという間に終わってしまいます。
そこに私は何を残してくるのか。
ドラマの主役を務めるのは女性芸人のYさん。
さらにゲスト出演で、皆さんも良く知っている芸人のNさんも。
私は中学校の先生の役でした。
中学生役の子たちが三人いたのですがリハーサルではちょっと固い感じ。
私は前夜準備したこと、そしてここのところ取り組んでいる
台詞のあるポイントをしっかりやると決めて臨みました。
でも実際にやると準備してきたようには全くならないのです(笑)
だけれども・・・そこではないところでブレイクするから面白い!
感覚的な表現で恐縮ですが、
自分の枠から一旦飛び出し、違うところ(自分では予想していなかったところ)、
それも一つ深いところに着地してくる、そんな感じです。
だからそれは新鮮なのです。
そうすると空間の温度が上がって、空気が柔らかくなって・・・
監督も、スタッフさん達も、固かった中学生役の子たちもフフフと笑ってくれて
空気がフワッと一つの大きな丸なりました。
そこにYさん、Nさんが入ってきて本番は
ポンポンポンと小気味よく台詞を交わして終わりました。
APHで学んでいることを現場で使って、自分の役割をきっちりと置いてくる。
こんなに楽しくて嬉しいことはありません。
現場に立たせて頂けることに感謝しつつ
更に上のステージに向かって行きたいと思います。