118章 3.役者のまなざし・その5

3‐役者のまなざし・その5

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「その人の器までしか、人間はわからない」

・・・この事実は実に衝撃的です。

将棋の世界でTOP棋士の将棋が理解できる人は、
実は、日本中で20人位しかいないのだそうです。

ではNASAの宇宙科学者の計算式を理解できる人は?

イチローのバッティング技術は、プロでも解明できない!?

では、自分の彼女や大切な家族の事を、
あなたは、本当にそれだけ解っているでしょうか?

優秀だと言われている心理学者がスピード離婚するのはどうして?

電車の同じ車両に乗っている人達の考えている事は・・・・

私達は、実はあまりにも、

「人間に対して無知な存在」

なのです。

それへの対抗策は

「謙虚に観察する」

ここからしか始らない事に、
優秀な役者達は気付いて行きます。
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私達は、どこまで他人を理解できているでしょう・・?
謙虚に観察していきましょう!!

118章 2.役者のまなざし・その4

2‐役者のまなざし・その4

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専門的に人間観察をするとすごく面白いけれど、
それは逆に、普段自分の事しか考えていないという
痛い事実を暴露することにもなる・・・

「人間って、どこまで傲慢なのだろう」

つくづくそう思います。

だけど、そんな事実に落ち込んでいる暇はなく、
その傲慢さを認めつつも、立ち上がらないといけません。

「まず、人間を真っ直ぐに観てみる」

「人間には表面がある」

「人間には内面がある」

「人間には正義も悪も強さも弱さも表も裏も斜めもある」

・・・そんな事が解ってきたりします。

そんな人間をどんな「要素」で分けるかは、
あなたの感性次第です。

だけどね、 ここにも大きな盲点が潜んでいます。

それは、

「人は、自分の器以上には、その人を観察する事が出来ない」

この事実なのです。

つまり、自分より深く、自分より繊細で、
あるいはそれが心の闇であったとしても、

「自分より深い人の本当の心は解らないかも知れない」

この冷徹な事実に、役者は常に直面するのです。

だから!

役者は「謙虚」でなければ、
何も観えなくなってしまいます。

いつも人間の軸から目を離さず、
常に勉強し、
自分を磨いていく事が大切なのですね。

「人間へのまなざしを深めて行く求道者」

なんて言ったらカッコつけ過ぎですね。

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考えてる顔謙虚である事が大事・・・
常に自分を磨き、まなざしを深めたいですね!!

118章 1.役者のまなざし・その3

1‐役者のまなざし・その3

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意識的、専門的に人間を観察すると
「あっ!」と驚くほどの感動と発見がある
というお話をしました。

APHの優秀なプロ達に改めてこのドリルをさせると、
キャラ作りのプロであるはずの彼らが、
本当に面白かった!と口をそろえていうのです。

しかし!

ここに、私達の役者としての大問題があるのです。

それは、

「逆に言えば、今まで他人様を真剣に観察してなかった!」

という手痛い事実なのです。

もっとはっきり言えば

「君は、自分の事しか、観てなかったんだね」

という、衝撃的な事実なのです。

よく、自分の病気の話しを夢中でして、
周りの人が引いてる場面ってありますよね・・・。

人は、自分の事しか関心がない人が多い。

ならば、役者って・・・

「強烈な自意識を持ちながら、
  実はその逆を育てた人が成功しているんじゃないか!」

なんて、プロ達がおい!言うな!(笑)

と言われそうな事実が浮かび上がってくるのです。

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自意識を持ちながら、その逆を育てる!
しっかりと他の人を観ることができるようになりたいですね!!

111章 1役者は冬の季節にのどを守る工夫をするのだ!

1-役者は冬の季節にのどを守る工夫をするのだ!

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仕事で長くスタジオに居ると、
本当にのどに負担がかかるんですよね。

これが、非常にクセものです!

乾燥、寒さ、緊張の混じった声・・・

のどに負担をかける理由満載です。

そんな訳で、役者の冬ののどケアについて、お話しします。

まず!第1位は、部屋の加湿器です。

これは、蒸気がノズルからフワーッと噴き出しているものが使い易いです。

お部屋に加湿器は、役者のマストアイテムかも知れません。

第2位は、HOT生しょうが紅茶。

これは、あたたかい紅茶に、しょうがのかたまりを大根おろし器で手ですって入れるのがポイント。

何百種類もある漢方薬の中で、最も多く使われているのが、実はしょうが。

消炎作用をはじめとして、その効果は万病に効くと言われている位です。

このしょうがを、チューブではなく、生の塊のしょうがを買って来て、それをすって使う。

・・・・これ、やってみると解りますが、絶大な効果があります。

身体が内臓から温まり、声の調子は格段に良くなります。

ただこの場合、必ず鉄製のおろしガネを使う事が大切なんです。

これが鉄以外のものだと細胞壁が壊れない為、
酵素が取れないんですね。

この酵素が取れるかどうかは大変大きなポイントになるのです。

そして、第3位は甘酒です。

これも、本当にスゴイ。

悪玉コレステロールを減らすには最強の飲み物です。

つまり、甘酒を定期的にきちんと飲めば、血管の中を、西洋の薬剤よりも
むしろきちんと血管の状態をキレイに整えてくれるのだそうです。

この甘酒にも、生しょうがをすりこんで飲めばさらにベストです!

これらは、特に役者の身体を整備してくれます。

そして何よりも美味しい!です。

みなさんも、それぞれ工夫して試されてみてください。

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冷や汗のどの調子を整えるために、ぜひ、お試し下さい!!

年内の週刊『たまでん』mixi版の更新は、今週までとなります。
今年もお読みいただきまして、ありがとうございました。

来年も、有益な演技情報をお届けしたいと思います。
皆様、良いお年をお迎えください!

110章 4‐テレビもアニメも、危ない状態なのだ!

4‐役者としての準備は重要なのだ!

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役者としての準備・・・・

この言葉には、、多くの意味があるんですね。

とても深い。

ただハッキリと言える事は、

「優秀な役者は準備をしている」

と言う事なんです。

相手との関係、精神的、肉体的、気持ちの持って行き方
・・・まさに様々な準備があります。

それらは、百科事典程も語れるエッセンスがあるのですが、
その中でも共通するポイントの一つが
フィジカルの準備です。

特に声に関して言うと、大変重要なポイントがあります。

その中で重要な基礎をお伝えすると
特に声を出す身体を創るには、

「首→肩→肩甲骨→鎖骨→胸骨→肺のツボ→横隔膜」

をこの順番で1つ1つ丁寧にしっかりとゆるめて行くと言う事です。

これだけをきちんとするだけで、
実は恐ろしい程、声は抜けて来るのです。

長くなったので、またお話しします。

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正確な知識に基づいて、正しい準備を!

110章 3‐テレビもアニメも、危ない状態なのだ!

3‐テレビもアニメも、危ない状態なのだ!

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テレビの視聴率が、恐ろしい位下がっています。

アニメは低視聴率で、どんどん深夜枠に追いやられ、
ドラマもたった10%取るのが難しくなってきています。

これは、業界としては、笑えない事態なのですが、
我々中に居る役者達は、もう15,6年ほど前から
今の事態を充分に恐れ予想していたんですね。

と、言うのも、役者達の声は、
どんどんのど声になり表現が画一化されて小さくなり、
お芝居は、感情の揺らぎから、記号的な反応に芝居が変化して来て、
土下座したり、象徴的な何かがないと、視聴者が反応しなくなって来ていました。

そして、その傾向はさらに強くなっています。

より、刺激的、反応的、象徴的になってしまっているのです。

これでは、コンピューターの電子的反応と同じ傾向になり、
人間が織り成すドラマの醍醐味はどんどん消えてしまうのです。

この感覚と傾向は、怖いですよね。

面白くないから、テレビを見なくなるのはむしろまだマトモであり道理ですが、
このままでは、本当に素晴らしいドラマまで、なくなってしまいますよね。

今こそ、我々は、面白いドラマや演技を、
それぞれの立場で見直さないといけない時期が来ているようです。

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本当に面白いドラマ・アニメには何が必要か…
役者・声優として見直したいですね!

110章 2-まず出来る事は音に敏感になる事なのだ!

2-まず出来る事は音に敏感になる事なのだ!

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私が行っているジムは、24時間自由に使えて、
会員同士の雰囲気もすごく良い素敵なジムです。

しかし、最近入った人で、
みんなから「完全に嫌われている人」がいるんですね。

この人は小さな20代の女性の方なんですが、
この人が来ると、明らかに面白い程ジムの空気が悪くなるんです(笑)

それで、どうしてそんな事になってしまうのかと言うと・・・・

ジムにはランニングマシーンが9台ほど並んでいるのですが、
その人が走り出すと

「ドタ!ドタ!バタ!バタ!ドタ!バタ!バタ!!!!」

・・・・それはもう、もの凄い音で走るんです。

それがまた、どうやったらこんな汚い音が出るんだ?

と言う位、すさまじいのです(笑)

そのあまりのうるささに、周りの会員さん達もさすがにしかめっ面になって、
その女性を見ているのですが・・・・

ご本人は、どこ吹く風で、全然周りの冷たい視線には気がついていないのです。

ね!!!わかるでしょ。この感じ(笑)

そして、声優養成所でも、この事と全く、同じ性質の事が
実は繰り返されているんです。

不愉快な程、声を作って自分だけいい気になっていたり、
しゃべっても、子音がえらく汚なかったり、
音が明らかに大ざっぱで、こちらがどう聞いて良いのか「???」だったり(笑)

声優は、本番で自分の音を聞いてはいけません。

これは、自分の音を聞いてしゃべっている人は、内向化し
相手に気持ちが届かなくなるからです。

そして、今自分が出している音にばかり注意がいってしまいます。

しかし、逆に、稽古の時は、

「自分の音の隅々まで責任を持つ音」

になる様に、徹底して、音自体のクオリティーを上げて行くのです。

その丁寧な気持ちは、音のつやとなり、相手に深く響くものになるからです。

どうかみなさん!

まず、出来る事は、今自分が出している「音」が相手を不愉快にさせていないかどうか、
しっかりとチェックしましょう。

自分が出している音にきちんと責任を持つ事は、
マナーとして、役者の心得として、本当に大切な事だからです。
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自分の出している音にきちんと責任を持つ!
役者として気をつけておきたいですね

110章 1-継続は力なりはウソで本当なのだ!

1-継続は力なりはウソで本当なのだ!

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パスタ選手権で世界チャンピオンになった日本人に、
どうして、イタリア人をしのぐパスタの名人になれたのですか?
と聞いたら、

「パスタをゆでて、ゆでて、ゆでて、ゆでまくるんです!」

と言っていました。

間違いなくそれは真実です(笑)

よく昔から継続は力なりと申しますが、
それはウソであり本当でもあります。

私の知り合いのパスタ屋さんは、味は普通で、いつ行っても普通です(笑)
もう、何十年もやっていますが、普通のままです。

店も大きくならなければ、特に評価も受けていません。

しかし、その町の定食屋さんは何十年も継続しているのですから、
もう達人になってもいいと思うのですが、普通なんです。

それは、それで良いと思うのですが、
上位0.1%しかプロになれない世界では、これでは充分ではないのです。

ここに、問題がありますよね。

つまり、逆を言えば、

「間違いを継続すれば、ずっと間違えている」

と言う事なんです。

それを越える為には、

「常に理想に向けて変化し、継続し続ける」

ここが成否を分けるポイントなんですね。
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ただ継続すればよいというわけではなく
理想に向けて継続すること、が大事ですね!!

109章 4-食べ物を2つの視点で工夫すると人生は豊かになるのだ!

4-食べ物を2つの視点で工夫すると人生は豊かになるのだ!

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新米の季節ですね。

大物俳優のIさんが、よくおっしゃっていました。

「新米ほど上手いものはない!」

そして、御自分のラジオで「炭水化物友の会」
と言うのを作って楽しんでおられました。

私も、新米を心から楽しんでいます。

つまり、
食事の1つの視点は「旬」の食材を頂く事です。

現在は、旬がよく解らなくなって来ている感があります。

しかし、良いドラマには旬の食材が良く出て来ます。

これは、季節と共に忘れてはならない視点かも知れません。

ボジョレーヌーボの解禁日だけ頭に入れるのではなくて(笑)

もう1つの視点は

「役者身体と食事」

の視点です。

役者の強靭な肉体は、日々の食事から作られています。

あまり知られてない事ですが、
良い役者の食生活は、それはそれは、本当に見事です。

私の周りの良い役者さん達は、
かなり凄腕の食事のプロフェッショナルばかりです!

これが、本当にスゴイ。

計算されつくした食材を、
本当に上手にボディーに入れているのです。
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役者として強靭な肉体を手に入れるために
食生活に意識を向けてみましょう!!

109章 3-サラリーマンの様な演技ではプロになれないのだ!

3-サラリーマンの様な演技ではプロになれないのだ!

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演出家は時として、役者の演技を追求する為に、
役者に自分のした演技について自己分析させるんですね。

すると、ダメな役者は、適当に台本の流れを考えて、
自分の意見を妥協して入れて、意見を演じる意志にまで高めていません。

それで、そのボンヤリした部分がそのまま演技に出ていたりするのです。

私達はそれをよく

「サラリーマンの様な芝居をするな!」

と言うんですね。

適当なバランス、可もなく不可もなく、出る杭は打たれる

みたいな演技(笑)

それはスマートでもなく、何も感じない普通の段取り・・・。

これが、何とも味の悪い芝居の典型例です。

役者の身勝手な自己主張は、浅はかなものですが、
逆にサラリーマンみたいな演技では、評価の対象にすらならないのです。

もっと、偏れ!信じた方へ偏れ、意志として傾け。

・・・それは、演技者の意志です。

台本の中の役回りです。

そんなお互いのアンバランスな立ち位置の中で、
ドラマツルギーは、独特の意味合いを呈しながら
成り立って行くのです。

だから、僕らは
サラリーマンみたいな芝居だけはしてはいけない気がするのです。

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適当にバランスを取るのではなく信じた方に偏る!!