128章 4.役者が忘れてはいけない言葉

4-役者が忘れてはいけない言葉

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「起因」という状態と、「受身」と言うそれがあります。

役者は、自分がどう役に対して

「起因なのか」

が、常に問われています。

しかし、これだけ情報社会になると、その基本姿勢すら
見失っていく時があるんですね。

携帯やネットで情報を集め、みんなその範疇でお芝居し出したら、
私達は大変に残念なことになってしまいます。

そして、ウェブの情報量に圧倒されてしまったりします。

また、自分でも何が本当か解らなくなったという人もいますよね。

さらに、情報の山の中で

「何をチョイスしていいか」

解らなくなって、自分を見失ってしまったり

「もっと良い方法が何かあるんじゃないか」

と聖杯探しをしてしまうことにもなりかねません。

だからまず、決して忘れてはならない事、

・・・・・・それはまず、自分を信じることなのです。

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まず、自分を信じる!
起因に立っていきましょう!!

128章 3.相乗効果なバイト!

3-相乗効果なバイト!

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演劇関係者でバイトの道に苦労している人が多くいます。

APHに入会するとバイトの相談にも乗るのですが、
本当に良くないのは、水商売に入る事です。

キャバクラのホステスをやると、どうしてもケバクなる(笑)

本当は、笑い事ではないのですが、
実際本当の処では、キャバクラをやり始めると、
ほとんどオーディションに通らなくなります。

これが、不思議なくらいそうなるのです。

それは、どこかその人の品が壊れ、
情動を演じるビビットさが消えてしまうからです。

目先のお金に走ったら、おしまいです。

一方で、最初は大変ですが、大きな成果を上げているのが、
テレアポのお仕事です。

これは、自分の声のトレーニングになり、
最高のコミュニケーションのドリルにもなるのです。

実際APHのメンバー達は、
APHで習ったコミュニケーション技術を応用して、
テレアポをやり、時給2000円以上だったり、
完全自由出勤だったりする人も何人もいるのです。

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自分のトレーニングにもなるバイトをする・・・!
バイトを上手く活用したいですね!!

128章 2.修行の基本なのだ!

2-修行の基本なのだ!

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まだプロじゃない人は、とにかくあらゆる視点からヒントを集める。

ヒントを集めるには、DVD観てもいい、演出家に質問してもいい、
映画や演劇に行くのもいい、本を読むのも、友達と話すのもいい、
とにかくアンテナを張り巡らせる。

そして「面白い!」と思ったものは、すぐに自分の演技で試す。

この時だけは、ひつこくでもいい、
何度やってもいい、ねばるほどいい、
バランスを崩していい、
・・・それほど実践をやる。

すると1つのヒントが小さな線になる。

その積み重ねなんだ。

その先に個性的な表現は生まれるのだから。

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あらゆる視点からヒントを集める!
そして、どんどん試して行きましょう!!

128章 1.役者が育てていく物

1-役者が育てていく物

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成長する役者の特徴は、

「全てのジャンルの成功者達の特徴と実は同じ」

です。

例えば、秀でた職人は自分の創る作品に妥協なく取り組みます。

それが包丁であれ、家であれ、車であれ同じです。

役者もそれに取り組みます。

では、役者の取り組むべき「それ」とは何でしょうか?

それは

「人間が創造する全て」

その代弁者が役者です。

しかし、この言葉は抽象度が高いですね。

つまり、その手前に

「役者として、人間として、今あなたがこだわっている物」

というテーマがくる訳です。

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今あなたがこだわっている物・・・
そこに注目してみましょう!!

127章 4.役者が第一番目に磨くべきもの

4-役者が第一番目に磨くべきもの

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声優、役者達を指導していてまず思うことは

「教えにくい人」と「教えやすい人」

が確実に居るということです。

そして、20年以上教えてきてわかった衝撃の事実があります。

それは

「教えやすかった人だけがプロになった!!!」

という衝撃の事実だったのです!

APHからは30数名のプロが育っていますが、
彼らは皆一様に

「素直」で「正直」

でした。

ただし、ここで決して間違ってはいけない事は、彼らは

「妄信」でも「言う事は全部そのまま」

でもなかったという事です。

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プロになった人達は素直で正直!
ただし、妄信とは違う、というのがポイントですね!!

127章 3.ダメ出しに弱い奴で上に行く奴はいない

3-ダメ出しに弱い奴で上に行く奴はいない

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養成所でも上に行けない人の特徴はあります。

一言で言うと

「他人は簡単に評価するけど、ダメ出しには弱い」

・・・そんなタイプです。

本当に上に行くタイプの人に多いスタイルは

「我以外皆師」

の感覚を持っている人達なんですね。

このタイプは実に強い。

ただし、このタイプの人でセンスある人達は

「ダメ出しを貰う人を、徹底して自分で選ぶ」

そんな傾向があるのです。

つまり、誰のダメ出しも真摯に受け止めるが、
その積み重ねの中で

「自分にとって本当に重要な人物は、自ら冷静に選択している」

という側面もあると言う事です。

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誰のダメ出しも真摯に受け止める!
その積み重ねの中で、冷静に選択できるようにしたいですね!!

127章 2.売れるまでのアプローチの大切さ

2-売れるまでのアプローチの大切さ

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長い時間教えていると、本当に

「何にもしてこない奴」

「けなげに必死でアプローチしてくる奴」

に分かれるんですね。

そして、この差は大きいのです。

この業界は、大変な買い手市場です。

だから、売れて行く人は

「様々な工夫」

を常に取り入れ、人間関係を工夫しているのです。

例えば、授業中に私が話している時

「丁寧にうなずく人」

には、やはり、目が行きますね。

また、売れる人に多いのは

「返事の仕方を最高に感じ良くする」

事を物凄く練習し、工夫している人も多いです。

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人間関係を工夫する!
様々な工夫を取り入れて行きましょう!!

127章 1.演技と重み

1-演技と重み

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私達はよく、プロの卓越した演技を表現する時、

「あの人の演技には存在感がある」

とか、

「重厚な芝居は他の追随を許さない」

などと、
ある種の、演劇的で特別な言葉で表現したりします。

一方で、

「軽やかな芝居をする人だ」

とか

「芝居のフットワークがいい」

などと表現される場合もあります。

つまり、

「あなたの演技を、重力で捉えてみる」

そんな視点を持つと、
あなたの芝居は、
質的に、具体的に、
大きく変化していくかも知れないと言う事です。

もちろんそれは、
精神的情動としても、肉体的感覚表現としても
その両方の視点としても活用出来るのです。

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演技を重力で捉えてみる!
自分の芝居を変化させましょう!!

126章 4.自分のせいにする力を持つのだ!

4-自分のせいにする力を持つのだ!

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演劇をやっていると必ず

「ダメ出し」

と言うのがあります。

このダメ出しは、役者にとって大切な修行です。

演技のダメなところを、指摘してもらう行為だからです。

しかし、最近の人は、このダメ出しに弱い。

そしてダメ出しに弱い事で一番重大な問題は

「ダメ出しに弱い事で一番損をしているのは役者自身」

だと言う事なのです。

理不尽な時は、きちんと話しましょう。

しかし、本来のダメ出しは

「実は一番自分にとって痛い事」

・・・・・それが、ダメ出しなのです。

しかし、ダメ出しに逆切れするのはもっての他、
落ち込むのもダメです。

ダメ出しを貰ったら、
しっかりと自分のせいにして、
起因に立ちましょう。

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ダメ出しは役者にとって大切な修行!
ダメ出しを貰ったら、起因に立ちましょう!!

126章 3.呼吸は重要な接点なのだ!

3-呼吸は重要な接点なのだ!

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APHでは、徹底的に実力を養う為の
プロ用のボイストレーニングがあります。

それは言霊に最大の気持ちを乗せて表現にまで高める技術です。

つまり、我々がやっているボディーボイスは、

「魂が発する強い想いを、呼吸を通して言霊につなぐ」

そこが十分に出来るようになる為の稽古です。

そして、

「呼吸は常に姿勢に繋がっています」

その身体論の原点に、
このデータは非常に重要な意味を持っているのです。

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呼吸は常に姿勢に繋がっている!
ボイストレーニング時、意識してみたいですね!!