110章 3‐テレビもアニメも、危ない状態なのだ!

3‐テレビもアニメも、危ない状態なのだ!

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テレビの視聴率が、恐ろしい位下がっています。

アニメは低視聴率で、どんどん深夜枠に追いやられ、
ドラマもたった10%取るのが難しくなってきています。

これは、業界としては、笑えない事態なのですが、
我々中に居る役者達は、もう15,6年ほど前から
今の事態を充分に恐れ予想していたんですね。

と、言うのも、役者達の声は、
どんどんのど声になり表現が画一化されて小さくなり、
お芝居は、感情の揺らぎから、記号的な反応に芝居が変化して来て、
土下座したり、象徴的な何かがないと、視聴者が反応しなくなって来ていました。

そして、その傾向はさらに強くなっています。

より、刺激的、反応的、象徴的になってしまっているのです。

これでは、コンピューターの電子的反応と同じ傾向になり、
人間が織り成すドラマの醍醐味はどんどん消えてしまうのです。

この感覚と傾向は、怖いですよね。

面白くないから、テレビを見なくなるのはむしろまだマトモであり道理ですが、
このままでは、本当に素晴らしいドラマまで、なくなってしまいますよね。

今こそ、我々は、面白いドラマや演技を、
それぞれの立場で見直さないといけない時期が来ているようです。

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本当に面白いドラマ・アニメには何が必要か…
役者・声優として見直したいですね!