126章 2.役者最大の落とし穴があるのだ

2-役者最大の落とし穴があるのだ

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さて、芝居を稽古している時、
どうにもならないスランプに陥る時があります。

特にプロの場合、その闇は深く抜け出すのは
本当に大変です。

しかし、何故、彼らが
本物のスランプから抜け出すのが大変かと言うと、
プロであればあるほど・・・やり抜く力が強いからなのです。

やり抜く力が強い人であればあるほど、
プロになる可能性は高くなります。

しかし!

ここに役者最大の危機が潜んでいるのです。

それは、やり抜く力が強い人は、それを裏返せば

「強力な固定観念に縛られている」

と言える場合が本当に多いからなのです。

さて、みなさんの今の悩みはどうでしょう?

そんな凝り固まって間違った思い込みが存在しませんか?

それが、あなたの現実での出来事を失敗にしていませんか?

本物の役者達は必ず、

常に「私は今固定観念に凝り固まっていないか?」

と自問自答し自分への客観性を育てて行ったのです。

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固定観念に凝り固まっていないか・・・?
自分の考えを見直してみましょう!!

126章 1.役者的発想の基礎 その2

1-役者的発想の基礎 その2

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私は年中、役者達の質問に答えています。

というか、20年以上もの長い間、
一緒に考え続けてきているんですね。

その中で本当に面白いと思うことは
同じ程度の知能指数と感性でも、

「大きく成功する人と
全く失敗してしまう人に完全に分かれた」

と言う事なんです。

これは、物凄く興味深い事実なのです。

そして、その成功と失敗の「差」を
生んだものは、確かな1つだけだったんですね。

それは

「その質問は、すべてに妥協なく取り組んで来た結果、
身体と魂から湧き出た質問であるか?」

ここだけだったんですね。

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今までどのように取り組んで来たのか?
そこがポイントになりそうですね!!

125章 4.役者的発想の基礎 その1

4-役者的発想の基礎 その1

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役者と言う職業を長く続けていると、
つくづく「芸事の呼吸」に気付けるかどうかだなぁ~
と思うんですね。

例えば、役者達の悩みを年中聞かせて貰っていますが、
彼らは大きく

「芸事の呼吸に気付いている人」

と、

「まだ、芸事の呼吸に気が付いていない人」

の2者に大きく分かれるんですね。

そして、気付いていない人は

「あの役者は、どうやったら変わってくれるんだろう?」

って言うんですよ。

それで、芸事の呼吸に気が付いている人は

「あの役者に上手くはまる為には、どうやって変われば良いのだろう?」

って悩んでいるんですね。

つまり、同じ悩むにしてもベクトルが真逆だと言う事なのです。

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悩む時、ベクトルがどちらに向いているか・・・?!
そこを見直すことで、色々発見がありそうです!!

125章 3.役者的超モテル方法!その3

3-役者的超モテル方法!その3

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「モテたい、モテたいと考えていること自体が
役者的に観るとモテない最大の原因になっている」

そんな役者的で逆説的なテーゼをお話ししました。

では、なぜ、彼らは
尋常じゃない位モテまくっているのか?

それは

「自分がどうしたら輝くのかを知りつくしている。
そして、そこに集中している」

まさに、ここなんですね。

つまり、モテたいなら
自分スタイルを構築し、
自分が得意で、好きで、楽しくて、
一番自分らしいターゲットを見つけ、
そこに意識的に全力で集中する。

そして、女性には楽しい分だけ
自然に話しかけている・・・。

例えば、ここなのだそうです。

ある達人は、まさにこんな感じだそうです。

まさに道理という感じです。

まず、自分のオーラに集中すると言う訳です。

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まずは、自分らしいターゲットを見つける!
そして、そこに集中していきましょう!!

125章 2.役者的超モテル方法!その2

2-役者的超モテル方法!その2

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「役者なら、本質的に、モテていなければいけない」

・・・これが役者になってから、
本当に痛感した大切な事の1つだとお話ししました。

実際、私の周りの役者さん達は、
それはもう、凄くモテル人達ばかりなんですね。

モテまくっている彼らの根本的特質は

「モテようなんて、考えていない」

と言う事なのです。

つまり

「モテたい、モテたいと考えていること自体が
男として一番かっこ悪いんじゃないの?」

と言う事なのです。

確かに、もしあなたなら

「モテたいという事で頭が一杯になっている人と、
自分が取り組んでいる役に夢中になっている人と、
どちらが、魅力的だと思いますか?」

と言う事なのです。

とても基本的なことで役者的で逆説的なテーゼですが、
本当にモテル人達は、

「本当に精一杯生きているのだから、
モテルのは、当たり前じゃないか・・・」

位に考えている感じなんですね。

また、それがモテル秘訣だと考えているのです。

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モテまくるための秘訣・・・!
演技にも、人生にも適用してみたいですね!!

125章 1.役者的超モテル方法!その1

1-役者的超モテル方法!その1

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「役者なら、本質的に、モテていなければいけない」

・・・これが役者になってから、本当に痛感した事の1つなんですね。

何でかと言うと、
私の師匠は日本で最も女性にモテル1人の役者さんだったからです。

いや、そのモテッぷりと言うのが、
本当に当時は尋常ではありませんでした。

正直、何度となくワイドショーや週刊誌を賑わせました(笑)

そして、常にそばに居てかばん持ちをさせて頂いた私は、
師匠のモテぶりからその恋愛テクニックまで(笑)
つぶさに、まざまざと観察してきたのです(笑)

しかし、これが、本当に凄い。

とにかく、女性がどんどん瞳の色を変えて行くのです。

そして私は、自分の師匠ですから、
そのテクニックも存分に学ばせて頂きました(笑)

だけど、女遊びも28歳でピタッとやめ、チャラ男が大嫌いな私は、
ある時期から純粋な

「人たらしの技術」

として学び始めたのです。

すると、つくづく解ることがありました。

それは

「この恋愛テクニックは・・役者の人たらしテクニックだ!」

と言う事だったのです。

その辺が本当に解りだしてから私は

「役者は、モテモテでなければいけない」

と言い始めたのです。

また、この続きは次週、お話しします。

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役者はモテていなくてはならない!
では、どうすればよいのでしょう!?

124章 4.役者が恐れないといけない状況

4-役者が恐れないといけない状況

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役者を目指す人たちにとって
もっとも恐れないといけない事は

「普通」

であることです。

この普通という意味は、

「最大公約数的」

という意味でもあります。

もちろん特別に演じられる「普通」は別ですよ。

あれは、とびっきり普通ではないのです。

良い台本には、
人間の情動の本質が含まれています。

だから、

「本来、誰にでも演じられるもの」

なのです。

だから、よく養成所で見受けられる風景ですが、

「セリフ憶えて、段取りで動いて・・・」

これを繰り返しても、演技にはならないという事です。

それはまだ「演技夜明け前」なのです。

「そこから滲む物、はみ出すもの、その何か」

それが、魅力的であるかどうかが基本なのです。
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滲む物、はみ出すもの・・・
魅力的な演技を目指しましょう!!

124章 3.演劇はマニュアルじゃない!

3-演劇はマニュアルじゃない!

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役者という生業は、
どこまで行っても、つかみ処がなくて、
異邦人の様です。

色んな人間を身にまとえばまとうほど、

「人間とは何ぞや」

と考えてしまう職業です。

役者をマニュアル化しようとした人がいます。

私はこういう人を

「演劇的犯罪者」

とハッキリ呼んでいます。

現代人は特に、マニュアルがない事を不安がります。

しかし、マニュアルから離れて行く事こそが、
演劇なのです。

「人間とは何ぞや」

改めて考え直さないといけない言葉ですね。

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マニュアルに頼るのではなく・・・
マニュアルから離れて行きましょう!!

124章 2.演技の質の決め手になるもの

2-演技の質の決め手になるもの

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良い役者かどうかの判断基準、
良い役者の共通項、
良い役者と思われるためのコツ!

・・・それらの答えはただ1つ

「姿勢」

です。

古代マケドニアの将軍であり
雄弁家としても名高かったデモステネスは
あまりにも有名ですよね。

彼は弟子から雄弁の秘訣は何ですか?と聞かれ

「1に姿勢、2に姿勢、3に姿勢だ!」

と答えました。

舞台を長くやるとつくづく解る事ですが、
舞台の成功が役への姿勢に込められている事は
まさに事実です。

精神的にも肉体的にもです。

姿勢・・・スガタノイキオイ。

みなさんも是非、研究されてみてはいかがでしょうか。

私は、姿勢を研究し出してから
プロとしてたくさん仕事をするようになりました。

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良い役者の共通項は、姿勢!
姿勢を研究してみましょう!!

124章 1.本物の役者達に取材するまで

1-本物の役者達に取材するまで

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さて、お約束ですので、
本物のスターや役者さん達に直に取材した
宝石箱を開けて、その一端ですが、
お話しして行きたいと思います。

版権がある為、実際のお名前を出せないのが残念ですが、
私が取材した役者さん達は大変な影響力を持った人ばかりでした。

例えば、プロにとってギャラは影響力の証ですが、
今回お話しする人達は皆、
役者1本で数千万、数億円稼ぐ人達ばかりです。

さて、私の20代からのライフワークの1つが

「成功した役者さん達の本質を知る」

でした。

もうみなさん解ると思いますが、
これはとんでもないテーマでした。

しかし、私もプロの役者の端くれになった時、
どうしても、このテーマを追求したいと思ったのです。

どんな演劇関係の本にも、私は満足出来ませんでした。

そして、いつか自分がプロになったら

「本物の役者とは何か」

を本物の役者さん達に実際に聞きたいと思っていました。

そして、ついに私にもプロの環境ができたのです。

実際の現実の世界として、夢にまで見たあのスターさん達
が目の前で実際に動いているのです!(笑)

笑われるかもしれませんが、これには最初、本当に感動したものです。

もっと言うと、そのスターさん達と実際に直でお話しできるのです。

感動はさらに深まりましたね。

さて、そんな感じで実際の取材が始まると、

プロの役者という存在は、一言で言えば

「強烈!!!」

です。

個性の塊といった、みなさんばかりです。

ある程度予想はしていたものの、はるかに超える方達ばかりでした。

ただ、私は取材にはリスペクトから入るので、
実際の撮影が進んで行くうちに、本当に多くの役者さん達が
私を受け入れてくれました。

嬉しかったですね。

そして、当然ですが、みなさん言う事がバラバラ!(笑)

もっと正直に言うと

「ものすごくバラバラ!(笑)」

なのです。

個性なのですから当然ですよね。

私は

「役者として役者に取材できる」

という有難い環境を貰いながら、

「とんでもない事を始めてしまった!」

と思ったものです。

本当にワクワクしながら震えました。

しかし、これから始まる長い長い取材が、私が今教えている

「仕組み」

に、少しずつ繋がって行くんですね。

長くなりましたので、またお話しします。

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本物の役者とは何か・・・
成功した役者さん達の本質とは、どういったものなのでしょうか!?