119章 1.役者のまなざし・その7

1-役者のまなざし・その7

————————————————————–
人間は自分の器で謙虚に役作りを始めると、

「充分に自分の器からはみ出る人物」

に出会います。

実際に私は、人の首を切る斬首専門の武士の役
が来て、大変に困った事がありました。

それ以外でも、歴史上の偉い人物、何かに特化した人物、
などです。

これらの人間が困るのは

「自分にはその経験値がない事」

である場合が多いのです。

では、そんな自分の器を超える人物をどうするのか?

「創造する」

・・・・ここからが役者の仕事になるのです。

「創造する」

ここには様々な側面が存在します。

だから、その

「ストーリーの軸と求められる要素」

を特化してピックアップする事で
そのキャラの切り口は自在に変化し、
そこに様々な工夫を入れられるのです。

————————————————————–
自分の器を超える人物を・・・創造する!
様々な工夫を入れて、創造しましょう!!