121章 4.マニュアルではないのに

4‐マニュアルではないのに

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役者達を演出している時、気になるのが、
ダメな役者は演出を受けるとすぐに

「はい、わかりました!」

って言ってしまう人がいるのです。

そして、そんな奴に限って、何にも判ってくれてない訳です(笑)

つまりその人は、自分の経験値の低い極めて狭い視点だけで捉えているのに

「はい、わかりました!」(笑)

って、言ってしまうのです。

そして、このタイプの人は本当に伸びないのです。

何故かわかりますよね。

私は劇中人物の壮絶な人生の中の

「葛藤を知ろうとする姿勢を持って欲しい!」

と言っているのです。

しかし、自分の事しか考えられない役者の卵君は
自分の低い物差しの価値観だけで、はるかに高い価値観を

「大変安直に、はい、わかりました!」

と言ってしまうのです。

だから、永遠に判らなくなり、
そこで成長がストップしてしまうのです。

これは、本当に怖い事なのです。

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安直な『わかりました』に気をつけたいですね・・・!
自分が本当に成長するために!!