某ゲームアプリのCFのお仕事でした。
私自身は子供の頃から現在に至るまで
殆ど全くと言っていいほどゲームをやらないで生きてきましたが、
何故かゲームCFのお仕事を頂く機会が多いようです(笑)
今回はエキストラの方々も含めると恐らく40~50人にはなったのではという大人数で
多少乱闘のようなシーンを撮ったのですが、
ただやみくもに暴れればいいわけではありませんし、
勿論事故が起こってしまってはどうにもなりません。
いかに冷静に、混乱しているシーンを面白く創るか・・・という楽しさがありますね。
そのためには、とにかく、ちゃんと「そこに居る」ことに尽きます。
その空間が何なのか、そこで何が起こっているのか、
どこに向かおうとしているのか、他の人の動き、自分の立ち位置(役割)・・・
それを冷静に感じながら、そこにしっかりと「居る」こと。
APHで積んでいる「TR」が本当に重要になってきます。
お陰様で、随分楽に現場に居られるようになってきていると思いますが、
それでもやはり、リハーサルやチェックで時間が長引いていくと、
いつの間にか身体がガチガチになってしまっていることも。
待ち時間も、ただ待っているようで神経は相当集中していますから
特別な疲労感が伴います。
APHで学んでいる、身体を緩めるやり方や食事・睡眠なども気を付けつつ
2日間の撮影を無事終えました。
CFは監督の撮りたい画が明確に提示されていることが多いので
その役割をきちっと担いつつ、
そこに自分は何を置いてくるのか、自分の存在の意味を考えながら
毎回臨んでいきたいと思います。