今日の収録は外画でした。
緊張していました。
子供の頃からアニメ、外画で聞いていたOさんと
有名大作アニメ映画の主人公を演じたMさんが主演をつとめる作品に
レギュラーとして参加しました。
自分の役は悪徳バイヤーで、
今まで振られた役とは全く違います。
悪役自体がほとんどありませんでした。
今日は初回です。
気合と緊張、不安や迷いなどいろんな感情が噴き出していました。
やりきれなかった。
自分の用意したものが吹き飛ばされそうになり
必死にそれを守ってしまいま した。
相手のセリフを聞いて変化しようとする自分と
用意したものに固執しようとする自分がぶつかっていました。
結果変化できませんでした。
悔しかった。
もっとこうしたら、あのセリフに違う反応ができたはず、
終わった直後はそんな考えでいっぱいでした。
収録後の飲み会でOさんに
「どんな役でもそれなりに合うような汎用性のある芝居をされてもね」
と言われました。
自分に向けてというより今の業界の新人についての話で
ぽろっと出てきた言葉でしたが、
今日の自分には強烈に突き刺さりました。
痛い。
この言葉を聞いている自分の横でディレクターも
「その通りですね」
とうなずいていました。
次こそは。