長尺のボイスオーバーとナレーション!淡々とすることの大切さ

リピートでお仕事をいただいているクライアントから、
今回はボイスオーバーとナレーションの案件をいただきました。

内容は、各国がどのようなコロナ対策を行っているかについて。
全部で20本という、かなりの大型案件です。そのうち、私の担当は6本になりました。

この本数だけでもボリュームがあるものなのですが、1本につき40分近い尺があります。
メインキャラになると、30分以上1人で喋る動画なので、とてもタフなお仕事でした。

さらに、キャラによってはとても早口だったり、日本では馴染みの薄い、
長いカタカナの単語が盛り沢山だったり。
しかも、クライアントの都合で2週間で全てを録り終える必要があるため、
スケジュールもものすごくタイト。
動画1本1本の下読みや稽古に、いつも通りには時間を割くことができない中で、
収録日当日を迎えました。

当日は、クライアント立ち合いの中で、1ブロックごとにテスト→本番という流れ。
尺の都合や内容を分かりやすくするため、収録しながら、台詞もその場でどんどん変更になります。
変更後の台詞とタイムがどう合うかリハーサルは出来ないため、
変更前の自分の語りを思い出しながら、出たとこ勝負で画にはめていきました。
「確かここでブレスが入るはずだから、ここで区切れば画の尺に合うはず!」と、
脳みそフル回転です…!!

大半はピタッとおさめられましたが、たとえ詰まったところや噛んだところがあっても、
絶対に引きずらない。
即座に気持ちを切り替えて、そこにいて目の前の台詞に集中しました。
さらにボイスオーバーの時は、教えていただいたキャラクターを意識しつつ、
とにかく淡々と進めていきました。

数は多くありませんが、これまでさせていただいたお仕事の中で、
TOP3ぐらいの難易度のお仕事だったと思います。
それでも、難しい局面になった時に、普段からAPHで学んでいることがあるからこそ
こうしよう!と瞬時に判断できたんだろうと感じました。
本当に有難いことです!

今回のお仕事を通じて、淡々と私は私のやるべきことをやることの大切さを学びました!
もっと本番に強く、そしてクオリティの高いものを現場に置いてこれるように精進したいと思います。