VPナレーションのお仕事!技術を置いていく

先日、赤坂のスタジオでテレワーク関連のVPナレーションを
2種類収録して参りました。

見た感じ、テンポの速いBGMに合わせて映像が
ポンポン切り替わるスタイリッシュな映像です。

ディレクターからは、最初「アナウンサーのような感じで、
落ち着いた感じで読んでください」と指示がありました。

テストで指示通りに落ち着いた感じで丁寧に語ったところ、
「次は、もう少しテンポを上げて、明るめで、元気よく前のめりな感じでお願いします」
と指示を受けました。

クライアントさんの意向で、後者で決まったのですが、
まさに、今稽古している●●が使えました。

口中を意識して、音の響きを明るく持ってくるのですが、
なかなか維持するのが大変です。

というのも自分の横隔膜辺りをこう、張り続けるので、
キープがきつく、いつの間にか楽なところに下がってしまうんですね。

映像に合わせてブロックごとに録音するのですが、
毎回音の出だしが、自分の中でなかなか定まらず、
前後がちゃんと繋がるかが心配でしたが、
通しで聞くと、違和感も特に感じることなく、
むしろメリハリがあり聞きやすくなっていたので、ほっとしました。

ただ、このキープの稽古は鍛錬が必要だと感じました。

と同時に、音のポジションをバリエーション豊かに作って
正確に響かせていく稽古が重要だと感じました。

なぜならここを掘り下げていけばディレクターに対して、
感覚だけでなく技術で修正していけます。

今回の現場は、実力が追い付かないながらも
技術で対応しようと向かって行けたと思います。

ブースから出た後も、とても雰囲気が良い感じが伝わりホッとしました。

セッションや個人レッスンで教わった部分を稽古し、
それを現場に持ち込み、一個技術を置いて来る。

それを意識して現場に臨むとことで明らかに、リピート率がアップしました。

お陰様で、早速、こちらの続編も決まり来月、ご指名で呼ばれています。

とても有難いです。

さらに技術を磨き上げていき、現場と稽古の良い循環が続くよう、
稽古して参ります。