外画吹替レギュラーのお仕事!自分の役同士で会話する

兼ね役で一言喋って退場したキャラが急に復活して
ペラペラ喋り出したと思ったら、
ラスボスの横で副官みたいな事を始めました。

このキャラとは別に本役がいたのですが、
そいつもメインキャラにくっついて喋ってました。

脇役をやっているとよくある
自分の役が各勢力に存在して下手すると会話する
という状況です。

冷や汗が出ます。

実は今までこういう状況になった事がありませんでした。
兼ねてる役がすぐにいなくなったりして、
基本的に一役しかいない状況ばかりだったのです。

本役と兼ね役が交互に出てきてけっこういっぱいいっぱいです。
自分のキャラクターは今の所バリエーションがありません。
違う役を演じても基本は一色しかありません。

しかし

急に目立ってきた兼ね役がちょっと偉そうな性格で、
今セッションでやっていた「高音で喋る嫌味な人」がなんとか使えました。

前回、急に喋り出した時は過酷な環境でサバイバルしてるシーンで
偉そうな感じはそこまでではなかったのですが、
敵組織の部隊長のような立ち位置だったらしく
指示を出したり敵に嫌味を言ったりと
ちょうどセッションでやってる事を使える部分が出てきました。

良かった。
本当に良かった。

本役は穏やかなおじさんを低めの音を使って演じていたので、
兼ね役を高音で嫌味に演じる事でなんとか演じ分ける事ができました。

本役の方で
「あれ?そんな低めの声だっけ?」
と言われてしまいましたが。

正直、以前よりもうちょっと音を低めにしました…
どちらの役も見た目的に年齢もだいたい近くてヒゲ面で体格良いおじさんなんです。
これを同時にやるのは難しかった。

しかしなんとかOKが出ました。
必死に演じ分けようとしてるのはバレバレだったと思います。

本当に日曜セッションで違うキャラを作り始めていて良かった。
海外ドラマでは何役も兼ねて自分の役同士で会話してるのを見た事ありますが、
改めて凄さを実感した現場でした。