ヒーロー物吹替のお仕事!セリフの丁寧さとは

ヒーロー物レギュラーです。

シーズン1からいたSさんが離脱して賑やかし要員が減りました。
さらにもう一人の賑やかし要員がストーリー上で死亡。

自分の役があっちこっちで騒ぎまくっていました。
本筋と絡まずに。

話の本筋と絡まないのは残念ですが、
こういう立ち位置はとても楽しいです。
今回は本筋外でのEさんとの絡みがメイン。
今までもあったのですが、
何せセリフが早く次々と進んでいくので毎回必死でした。

今の少人数での収録方法では、
ワンシーンをとてもじっくりやれる印象があり
Eさんとの会話にいつも以上に集中できました。

Eさんは本当に丁寧でいろんな受け方をする。

こちらがテストと本番でニュアンスが変わった所も丁寧に反応してくれます。
その上で自分の持ち味を色濃く出してくる。
今までも聞いていましたが、
改めてこの人は凄いなと感じました。

セッションで一人芝居をやり新しい自分のキャラクターを作ろうとして、
今までより喋り方を気にする意識があったので余計にそう感じました。

それと同時に自分の喋りがずいぶん雑だと感じるようにもなりました。

一音ずつ丁寧に発音するように稽古し始めたせいか、
勢いに任せてセリフを喋っている時に特に雑さが目立つように感じます。
けっこうショックでした。
もう少ししっかり喋ってるつもりでやってたのですが…

何とか丁寧に喋ろうとしますが、
そうするとスピードが遅くなるため尺が大きくこぼれてしまう。
今の自分ではかなり難しい。
同じような状況で雑に聞こえないEさんとの差を実感しました。

しっかり丁寧にテンポよく喋る事の難しさを感じた現場でした。