VPの呼吸とは違う!化粧品の動画ナレーションのお仕事!

今日は、某化粧品の説明動画ナレーションでした。

化粧品のお仕事はずっとやりたいと思っていたので、ご縁に感謝です。

普段頂くVPのナレーションは、できるだけ「淡々と」を意識していますが、

今回は、強調してほしいところの指示が明確で、
いつものVPとは違うラインを求められました。

たっぷり、しっとり、お肌ピーン、トントン・・・等、
化粧品特有の「形容詞」や「副詞」や「擬態語」のオンパレードです(笑)

この辺りの技術は、まだ追い付いていないので
ディレクターが求める言い方に素直に従うようにしました。

さあ、最初は、テストです。

強調部分をオーバーに変化を付けて語ることに少し違和感を感じて、
やりすぎなんじゃないか・・そう思いましたが、
実際に返しを聞いてみると、むしろ足りない・・・と感じました。

ディレクターからも、「もっとオーバーにやってほしい」と思った通りの指示が出たので、
自分の違和感はひとまず横に置いて、その強調すべき言葉を指示通りオーバーにやりました。

それで普通くらいでしたね。びっくりしました。

あ~このくらいやっちゃっていいんだ~と・・・。

また、収録がかなり特殊でして、
ディレクターもブースに入り、隣でパソコンで動画を見せて下さり、
その動画に私がナレーションを合わせる形態でした。

なるべく、動画にナレーションをぴったり合わせていくことで、
後の編集が楽になるので、より動画の映像に注意を向けました。

動画に映る女性が肌を触ったら、「ピーン」とか、映像のポイントという文字が出たら、
「それではポイントです♪」とか。

きっとTVの生放送ナレーションは、
こんな感じで映像の表現にニュアンスを合わせにいくんだろうなと思いました。

その中で、APHで稽古している語頭や語尾も、「丁寧に」を心がけました。

VPナレーションは、テンポを崩さずに読むことが多いので、
今回のお仕事は、新しい呼吸の感覚が味わえて、とても勉強になりました。

初めてお仕事をさせていただく制作会社でしたが、
収録時間も巻いたのと、声の雰囲気がぴったりだと、とても喜ばれました。

まだまだ個人的に課題だらけで、最初のラインはもっとこうすべきだった・・・
など終わった後は反省ばかりですが、やっぱり化粧品関係のお仕事は楽しいです。

もっともっと要望に技術で応えられるように、上を目指していきたいものです。