今回は年金に関するアニメ動画のお仕事でした。
特に、オーディションはなく、
いつもナレーションでお世話になっている制作会社からのご指名です。
アニメは動物たちがお届けするニュース番組仕立てになっていて、
私はインタビューを受けるパンダの役でした。
セリフ自体は短く、泣きながらコメントをします。
この「泣きながら」というのは、当たり前ですが、自分で加減を決めてテストをします。
泣いているように聞こえる必要があり、セリフもきちんと聞こえなければいけません。
テストで自分の思う通りにやってみると、ディレクターから、
「あ、それで、お願いします」と言われ、そのまま本番もOKを頂きました。
その後、セリフを言い終わった後の「泣き」だけを何パターンかを収録しました。
キャラクターに対するオーダーが、「可愛らしく」という指示だったので、
「あ、地でいけるな」
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
というのは冗談で(笑)
声のポジションを少し明るめにAPHの技術を使って、ラインを取りました。
その部分に関しても特に何も言われなかったので、問題はなかったと思うのですが、
もうちょっと、あの技術を使えたんじゃないかなぁ・・?
なんて言い始めたらきりがないですね・・・。技術は簡単に身につくものではありません。
ただ、ブースに入ったら、相手の要求に応えられるように、もうやるしかないのです。
APHで学ぶ技術の深度が深まるごとに、仕事が増えるというのはもうわかっているので、
日々、稽古して準備していきたいと思います。