外画吹替ナレーションのお仕事!現場で観察する事
外画レギュラーです。
今週は最後の五分だけの出番でした。
先週から自分の役が劇中で殺されたフリをして隠れていたので全く出てきませんでした。
この作品で自分はかなり出番が多くてほぼずっとマイクの前にいます。
しかしここ二回はずっと座って見ているので、
他の人の芝居や音の出し方・立ち方を見ていました。
この作品の共演者は舞台中心の人が多いので、
音の出し方が今時の声優とはやはり違うと感じます。
今回特に気になったのは距離感でした。
音の出方や芝居が良くても掛け合いのセリフの距離感が合わないとやはり違和感になります。
音の大きさだけでは距離感は出ません。
自分が演じている時もこの距離感は気を付けています。
しかしマイク前で合わせたつもりが、
出来上がってきた物では微妙に違和感がある事も多い。
先輩からは「自分の声だけ違和感がある事はよくある」と言われます。
それもあるのかも知れません。
さらに吹き替える役同士の距離感もあります。
これもズレていると違和感になる。
今回の自分のシーンは距離感はほぼ変わらなかったのですが、
共演者の芝居は聴いていてとても勉強になりました。
この距離感を演じながら繊細に変化できるようにしたいと思います。