どんな録りでもぶれない確信。企業ナレーションのお仕事!

仕事が決まりました。
新しいクライアント案件で、大手の通信事業関連のナレーションです。

今回、2つの原稿があり、私はその一つを任されていました。
到着すると少し現場が押していたので、
外のロビーで動画を見ながら原稿チェックを行いました。
3分くらいの動画です。

一気に流して録るのか、細切れに止めながら録るのかは、
現場によってまちまちですが、今回は後者でした。
クライアントさんや関係者、制作の方が沢山いたので、
一つ一つ確認をしながら進めていきます。

スタジオに入って挨拶をし、
ディレクターと打ち合わせをした時に「淡々と読んでほしい」と指示を受けたので、
こんな感じかな?という大枠を掴んで、ブースに入りました。
APHで教わっている姿勢だったり、呼吸を意識して、テストをすると、

「その感じでお願いします。」と言われ、
ブロックごとに分けて収録しながらそのまま進み、
最後まで録り終えてチェックが入りました。

すると、途中をもっと盛り上げてほしいと指示を受けたので、
その文章だけを抜いて録り直すことになりました。

「外れてもいいのでもっと盛り上げてみるとどうなりますか?」と言われ、
変化を見せると、クライアントさんに好まれたようでした。

結構、思いきり、角度を変えたので、前半の文章からの流れで違和感なく
その盛り上げた文章に繋げる必要が出てきます。
案の定、冒頭を録りなおすことになりました。

このくらいの加減かな?と決めて、
読み上げていくと、スタジオの外では、何やら相談しているようでした。
ブースの外のことはわかりません。

私個人としては、「抜き」で録音するなら、流れで録っていきたいという想いがありますが、
今は技術が発達しているので、時間短縮のために、切り貼りをする現場が増えています。

どんな状況であっても、動じない。
APHで稽古を重ね、また、現場を積み重ねているうちに、
前よりも、中心でそこにいながら、相手の要求に起因で応えていけるようになった気がします。
今回の現場は特に、自分がぶれていないことに気づけた大切な機会でした。

肝心の収録に関しては、時間が30分巻いたのと、
ブースを出た時の空気は、良かったので、
ひとまず大丈夫だったんだろうと思っています。

できる限り、空間全体で調和できるように、
軸を持ち、言われたことに起因でしなやかに対応できるように、引き続き稽古していきます。