吹替のお仕事!丁寧に喋る事の効果

今日も外画です。

最近姿勢が少し良くなりました。
そもそも酷い腰痛になってしまい、
現場でも苦しんでいたのです。

原因は自分の身体のバランスが悪かった事。
立っている時の重心が偏っていたからだと思います。
それをずっと修正しようとしていました。

ここ最近は多少良くなった感覚があり、
以前のように現場で座る時痛みが走る、なんて事はなくなりました。
とはいえ朝起きた時や家での稽古で変に力んでしまった後など、
痛みがなくなったわけではありません。

この辺継続して直していかないと。

姿勢が少し良くなったので、 別の事を考えられるようになりました。
今回は「しっかりに喋る」です。

別に普段雑にやろうとしていた訳ではないですが、
セッションで扱い始めたこの課題を現場でやってみようと思ったのです。

今回の自分の役は主人公の手助けをする運び屋です。
年齢はおそらく50くらい。
自分は老けが苦手です。

自分の声は息が多く掠れていてハスキーと言われます。
この声のせいか人によって感じる年齢感にかなり差がありました。

20代の頃から、普通に喋っていても
「ジジくさい」
と言われたり
「若い」
と言われたり印象がとても不安定でした。

しかし老け役をやった時の方が
「もっと老けで」と言われなかなかOKがでない事が多く、
若い役はほぼ言われません。
よく自分より若い役はやりやすいと言われますが、
芝居をする時は自分もこれに当てはまるようです。

今回の老け役、芝居で年齢感を出すより
しっかりに喋る事を意識しました。

リテイクが出るかと思いましたが、
特に何も言われずすんなりとOKが出ました。
自分でもテストの時は相手と会話をする感覚がとても強く手応えがありました。
本番でちょっと弱くなりましたが…

老けを意識して大きく表現するより、
しっかり喋る方が芝居として成立しやすいのかもしれません。

また次の現場で試してみたいと思います。