笑顔の裏側にある、父親の葛藤

今回は、大手ハウスメーカーの、WEBムービーの撮影に行ってきました!

僕の役は、2歳の娘を持つ父親役です。

3家族の日常と各世代を通して、メーカーの最新技術を紹介していく、
という内容でした。

早朝からロケバスに乗り、とある住宅展示場へと向かいました。

渋谷から2時間程で到着すると、敷地内にはお洒落な一戸建ての数々が…。

控え室に入ると、家族として過ごすキャストの皆さんとご対面です。

自分の家族は、祖父、祖母、父(自分)、母、娘の3世帯でした。

みんな良い方で、すぐ仲良くなったのですが、
撮影前から試練が訪れました!


そう、子役ちゃんです!!(笑)

泣き出した時に備え、子役はダブルキャスト(1つの役に2人つく事)でした。

最初は2人とも静かだったのですが、
時間が経つにつれ、警戒が薄れてきました…!

待ち時間の間、祖父と2人で「エンドレス高い高い」をするハメになり、
笑顔で対応してましたが、撮影前から身体はぐったりでした(笑)

子役、恐るべし!

てかお母さん!止めてくれー!!(泣)

撮影に入ると、今度は奥さん役の方が
「自分が目立つ事」を優先するタイプ(笑)で、かなり大変でした。

勿論、みんな口には出しませんが、ドン引いていました…。


現場には色んな方がいます。

しかし、どんな相手でも
「カチンコが鳴ったら、シーンを成立させる」のが役者の仕事です。

完全に夫とコミュニケーションを切り、赤ちゃんとだけ絡む奥さん(笑)

内心「もっと絡む芝居してくれ~!」と泣きたい気持ちになりながら、
「奥さんと子供がはしゃいでいるのを暖かく見守る旦那」という形にして、
どうにか良い家族に見えるよう、笑顔と雰囲気で、
必死で空間を埋める芝居をしました。


お芝居って、人間修行そのものだな…。

つくづく、そう思いました。

芝居は「その人がどう考え、生きているのかが、滲み出る」と僕は考えています。

芝居と普段の人柄を観察してると、結構そうだったりするので、
つくづくお芝居って怖いなぁと思います。

でも逆に言えば、正しい知識と行動で、しっかり生き様を磨いていけば、
きっと素敵な表現ができるようになる!

と僕は思うので、
まずは毎日真剣に生きることから、始めてみたいと思います!!(笑)


まだ現場に出始めたばかりなので、
一つ一つのお仕事に全力で取り組んでいきながら、
次のレベルを目指していきたいと思います!!