思いがけず企業VPナレーションのお仕事をいただき、その2回目でした。
まだまだ小さいお仕事ではありますが、
機会をいただけることが有難いです。
スタジオで録るのも、長い原稿を読むのも初めて、
しかも1回通してちょっと余るくらいの時間しかなく、
初回は不慣れと焦りで呼吸は上がり、ガチガチに固まってしまって、
どうしようもない状態になりました。
なので、今回はとにかく呼吸を大きく使いたいと思っていました。
録りの前の土曜日、
ボイスクラスである動きを見直しました。
その動きが本当にできているときと、
形だけのときの違いを改めて教えていただきました。
できるときの感覚が、
なんとなくうまくはまったような感じがしました。
「何があっても、ここだけに集中すればいい」と思えました。
そして本番。
特に止めることなくひたすら淡々と録り、
つまずくと付近から取り直しの流れは前回と同様です。
映像に意識を向けつつも、
ひたすら土曜日に得た感覚に集中しやっていくと、
大きく動いている感じが得られました。
喋りがとても楽で、勝手に音が生まれてくるような
そんな感じになりました。
とても楽しかったです。
今まで踏ん張って音を出そうとしていて、
こんなに次から次へと、楽に音が生まれてくるなんてなかったので…
生まれた音をコントロールするため、
個人レッスンで教えていただいたことも楽に意識できました。
一つのことに意識を集中しているだけなのに、
他のことも一緒に楽に意識できるようになり、
結果としていろんなところが楽にできていったような感じでした。
APHで学んでいるボディーボイス、まさに身体なんだと実感しました。
まだまだ直さないといけないポイントはありますが、
一つの基盤として、「こうやって喋ればいい」が見えたお仕事になりました。
ここから得たことを、さらに次に生かせるようにして、
さらに上のお仕事ができるようにやっていきたいです。