ゲームの収録、思い切ってやりました!!

今日はゲームの収録です。

今回はかなり緊張しました。
ゲームでこんなに喋ったのが初めてだったからです。

内容は荒廃した世界で、
賞金稼ぎのような仕事をしている主人公の
よく会う同業者という役どころです。

方々で会うらしく、昔話をしたり、戦ったりと
いろんなセリフがありました。

台本をもらった段階で困りました。

画がない。

一部のムービーシーンはありましたが、
それ以外の大半のセリフが状況から何から
何も書いていない。
セリフとその通し番号だけでした。

それがズラリと並んでいて、
前後のセリフとつながってないようです。

情報が少ない。

家での稽古は何とも不思議な気持ちでした。
少ない資料から想像しながらとりあえずやってみて
後は現場で確認しながらやるしかない。

そして当日。

ディレクターもセリフを言っている状況がわからないそうです。
内心、とても焦りました。
現場に来ているゲームの制作担当の方とディレクターで話し合い、
それを自分が聞いて演じてみる。
これを繰り返す事になりました。

ある意味、かなり自由度が高くなったので
姿勢を入れ、力まず、ポジションだけ意識して
楽に喋るのを試す事にしました。

これは自分の家という楽な空間でしか
なかなかできなかった事でした。

現場に行くと意識的にも無意識的にも
どこかに力みが入ります。
これを取るのが本当に難しい。

そして海外ドラマのように尺がきっちり決まっていると
できなかったりします。

それが今回は尺も画もない、一人ずつ取るので共演者もいない。
かなり家と近い状況になりました。

初めは緊張しましたが、やる事が決まると燃えて来ます。
前後のつながりがなく状況のわからないセリフを100種類ほど。

ディレクターからの説明と自分のイメージを頼りに
思い切りやってみました。

意外にもほんとんど修正もされずスムーズに進められました。
ゲームの世界観は、昔話を散々プレイしていたので
イメージは合わせられたようです。

肝心の楽に喋るというポイントですが…難しい。
どうしても喋る瞬間力むんです。

それがクビ、両肩、腰回り、膝、足首。
どれも自分の疲労が溜まるポイントです。
しかし尺や画がなかったため自分の状態がとてもよく分かりました。

意識した事で、ひとつ大きく改善できたのが
やはり姿勢を真っ直ぐにする事です。
これによって首、肩、腰回りがかなり緩みました。
激しいセリフになるとどうしても力むのですが、
けっこう変わりました。

一つ一つ無駄な力みをなくし、
うまく身体を使えるように稽古したいです。