本日はインフォマーシャルの撮影に行ってきました!
「インフォマーシャル」とは、
インフォメーション(情報)とコマーシャル(広告)とを掛け合わせた造語で、
簡単に言うと「60秒以上の長めのCM」の事です。
長い物ではTVショッピングとかの1時間近くのものもありますよね。
さて、今回の撮影は横浜のある展示場で行われ、
キャストは3人、制作、撮影スタッフ、クライアントが5名の計8名
という非常にこじんまりとした形での撮影でした。
その日は連休最終日+展示場でのイベントということもあり、
一般の方達も多く来場していたので、画角に一般の方が入り込んでしまい、
なかなか思うように撮影が進みませんでした。
待ち時間が長く、自分達キャストの3名は雑談をしながら時間を過ごしました。
今回はカップル役ということで、彼女役のYさんと、一人旅の女性役のSさんと、
初対面の女性2人を相手に5時間以上も一緒にいて雑談をするという、
なかなかしんどい時間を過ごしました…(笑)
Yさんは天然でおっとりした感じの性格だったので一緒にいて全然苦ではなかったのですが、
一方のSさんは、自分はブスだという強いコンプレックスがあるのか、我が強く、
主導権を握ろうと、マシンガントークで空気を読まずガンガン喋ってきて、
かなり面食らいました(笑)
それにしっかりとリアクションを取を取ることで対応し、
相手を満足のトーンにまで持っていきながら、やんわりと全体に話を散らしていく中で、
3人がバランスよく喋り、徹底して聞き役に回る事で全体が和む様、
フル回転で場の空気を作っていきました。
Sさんの暴走?もあり、正直ここの雰囲気を作る所が一番キツかった…(泣)
一度空気ができてしまえば、後は楽~にそこいて、スッスッと話を振りながら、
長い待ち時間を対応していきました。
一方の撮影は、アングルだけ決めて、後はアドリブで話をしている所をカメラで撮る。
というスタンスでした。
そのため、とにかく雑談で作った良い雰囲気のまま、
カメラの前にスッと入り、カメラが回っていても、そのままスーッと楽しく話をしていく感じで、
カップルが展示会デートで楽しく喋っているのを自然な感じでクリエイトしていきました。
また、今回の自分のテーマは「●●」なので、楽にそれを意識していくと、
初めてお会いしたSさんも、中から溢れ出すような自然な笑顔を見せてくれました!
それに乗っかって自分も良い笑顔ができた時「これは良い画が撮れたな…!」
と心の中でガッツポーズしました!(笑)
その時の二人の空間は、淡いオレンジ色のような色合いと暖かな温度を感じました。
具体的なセリフはありませんでしたが、役者としてしっかりと空間をクリエイトし、
今日はちゃんと仕事をしたな!と思える現場になりました。
どんなに小さなお仕事でも、
自分のできる最大限を現場に置いてくる。
そのシンプルな積み重ねこそ「雑草魂」の闘い方であり、
一隅を照らす本物の役者になる道だと信じて、
何が来ようと、来なかろうと、あの一点の光だけを見据えて、
淡々と淡々と我が道を進んでいきたいと思います。