今日は海外ドラマの収録です。
内容は「日本の特撮」のようなもので個人的に非常に楽しかった。
いろいろな科学的な話やロボットが出てくるのですが、
どれも凄く良い加減なんです。
それがとても楽しかった。
難しい専門用語で設定を細かくするのも面白いのですが、
それらを取っ払って「こんなのあったら面白い」という内容でした。
主人公達は中学生から高校生という子供達。
演じる側も20代前半から19才の子もいました。
若い。
登場キャラは基本的に、主人公達と敵数人という少人数。
自分はその他の市民から兵士まで手広く演じます。
ここ最近、子供の頃から聞いていたベテランNさんにお会いしたり、
レギュラーでの自分の立ち位置、役割を見直したりと演じ方に変化がありました。
この若い共演者の中で自分がやる事。
それは空気をつくり、支える
「脇役」という役割だと考えました。
若い方達は演じる事に一生懸命です。
その土台になり、もっと自由に楽しく演じられるように
空気を支えようと思いました。
これは今はけっこう感覚的な部分が多いのですが、
やっていけばもっと具体的な技術になるのか?
間抜けな敵兵士でキッチリと笑いを取り緊張をうまくほぐし、
合間で楽しく作品について話す。
特に意識したのは、自分が喋っていない時です。
何も喋っていない時でも、良い緊張感を持って
空気を支える事ができるのではないかと思っています。
セッションや個人レッスンで代表が目の前で実践して下さった技術を
使おうと試みました。
手応えがありました。
良いリズムで、誰かがセリフをかんでもそれを途切らせず
収録を進められたと思います。
しかしエネルギーを使う…
常に一定の緊張感を持っているので
ずっとエネルギーを出し続けているような感じなのです。
トップクラスの人はエネルギッシュな人しかいないのですが、
理由がちょっとわかった気がします。
そうじゃないと出来ないんですね。
今回は上手くいったように思います。
まず、現場の空気をつくれる役者になりたいと思います。