某通販化粧CMナレーションに行って参りました。
メインナレーションは男性で決まっています。
私は、間に入る女性の声を担当します。
つまり、その化粧品を試して使った女性が
感動している画面に声を当てるのです。
メインを受け持つ男性は同じ事務所の方だったので、
社長と3人で待ち合わせしてスタジオに向かいました。
四谷にあるとってもステキなスタジオです。
先に、私が録音ブースに入りました。
女性3人分の感動した声を当てるのですが、録音する前に、
「監督からあまり若すぎないで」と指示が有りました。
まず、一人目の女性に声を当てます。
想いを込めて、APHでやっている○を意識して録りました。
これは、一発OKです。
クライアントさんがとても喜んでいたと後で男性ナレーターから聞きました。
問題は次です。
2人目の女性。
思い切り変化ができなかったんです。
明確な変化を示すべきところが、似たり寄ったりになって、
変化しきれていませんでした。
それは自分でもわかりました。
本当は、高音を使って実感を込めてウキウキやろうというプランはあったのですが、
「若すぎないで」という指示がどこかにひっかかってしまい、
自分に制限がかかってしまいました。
監督にも、「あんまり変わってないですね~」と言われてしまいました。
心の中で「がーん・・。わかっていますとも・・。」と思いつつ、
もう若く聞こえてもいいや!と開き直り、
次に思い切りやるとOKが出ました。
あっ・・・これでいいんだ・・とちょっと驚きました。
後で気になったので、社長に聞くと、
「別に若く聞こえなかった」と言われました。
あ~自分の思い込みって、怖いですね。あ~こわいこわい。
高音だから若いって思ってる私って・・・・・バカだな。
自分で決めてる枠って怖いですね。。
変化させるというのは、当たり前ですが、明確に提示することが大事です。
それやりすぎですね!って言われる方がましです。
しっかり反省して改善していきたいと思います。
3人目の女性は、こうやるというプランがあったので倍音を意識して、
やりきると一発で「OK」を頂きました。
大人数のクライアントの方がいて、
いろいろな人の意見が飛び交う現場でした。
その中に自分が呼ばれたのだから、
しっかりと自分の音、思いをそこに置いていけるように、
日々稽古したいと思いました。