ネット配信ドラマのお仕事。考えを変えることで良い結果に!

最近は地上波のテレビドラマだけでなく、
インターネット上での動画配信サービスでドラマが創られることが多くなってきましたね。

今回はそんな動画配信の新作ドラマでのスチールのお仕事でした。

実はこのお仕事、以前のオーディションで最後まで残って結局落ちてしまったのを、
放送回と役回りを変えて再度お声をかけて頂いて決まりました。

振り返ると、オーディションの負けが続く中で
「気に入られようとする自分」
が出てきてしまっていました。

勿論、相手が求めていることに応えることは必要ですが、
「自分がどうしたいのか」
ということがなければ、私がやる意味がありません。

それに気づかされたのはAPHで代表から頂いた言葉からでした。

私が演じたある作品、ある役に関して、それが何を言わんとしているのか、
それを答えることはできたのですが、
「じゃあ、それに対してあなたはどう思っているの?」
と聞かれた時に、そこが欠如していたことに気づかされたのです。

それは自分自身を大切に出来ていないことでもあり、
また、責任がとれていないことでもありました。

また、同じ頃、ある建築家の展覧会に行ったのですが、
その中で私が掴み、そして気づかされたことは
「誰かに気に入られようとするのでなく、どうやったら役に立てるかを考えれば良いのだ」
ということでした。

この二つの出来事が自分の中でフッと繋がりストンと腑に落ちた時、
今回のお仕事が決まりました。

自分の考え方次第で、確実に流れは変わるものなのですよね。

撮影前夜に香盤表を頂いて、その時初めて今回のキャストを知りました。
メインのキャストは、誰もが知っている、一線で活躍している二人の女優さんでした。

そこである恐怖が生まれてきました。
これまでにも一線で活躍する俳優さんとご一緒したことは何度もありますし、
本番前に緊張するのは当たり前なのですが、今回は今までとは何か質の異なる恐怖でした。

それは多分、今まで彼等(著名な俳優さん・女優さん)とは別のところにいた私が、
ようやく同じステージに立とうとし始めたということなのだと思いました。

そこに立つことが出来るだけの技術をAPHでは学ぶことが出来、
それをきちんと使えるようにすること、
そして、そこに立つ責任を負っていく覚悟をする必要があるということを学ぶのが
今回の仕事に意味だったのかもしれません。

この襲ってくる恐怖に対してどうしたら良いのかも、APHで教えて頂いています。

私は深く呼吸をし、現場に向かい、楽にそこにいて自分のすべきことを
キッチリとやってくることが出来ました。

今回のお仕事は本当にちょっとした小さなお仕事でしたが、大切な気づきのポイントがいくつもありました。
必要があって、今の私にこのお仕事が来たのだと思います。

感謝です。

次に繋げてきたいと思います。