8月8日という吉日(?)にアニメ収録に行って参りました!
ディズニーチャンネルの某人気作品、日本でもオモチャが出ているくらいの作品です。
今回は、我がAPHで伝授されているポイントをどの様に使ったのか、
なぜ「現場主義」なのか、メンバーとして感じたポイントを語ります。
APHのボイストレーニングは「ボディーヴォイス」と呼ばれ、
ノンマイクの舞台でも朗々と響くための身体の使い方を追求して開発されたそうです。
自分は「声優であって舞台俳優ではない」とどこかで思ってしまうのですが(汗)、
実はマイク前でも一緒であることが、今回の収録でハッキリしました。
カラオケなんかでもそうなんですが、
マイクがあると、レベル(ボリュームのこと)やエコーなどの効果に頼ってしまうところがあります。
なので、いざノンマイクになると「目減りした使えない声」になってしまいがちです。
自分もそれが悩みでした…。
収録本番、自分も同じ意気込み、同じ視点、クオリティを自負できるのに、
マイクに乗せると「異質」になる。
これは何なんだと。
その答えが「ボディーヴォイス」にあったんですねー。
数年前からAPHのボイスクラスは「中級」という段階に入り、
実際にプロが現場でやっているテクニックの伝授に入っています。
「呼吸」「姿勢」「日本語の処理」…。
他でも耳にする言葉ですが、APHのアプローチは、どの本にも書いてありません。
しかし「その場で変化」し「効果を実感できる」ことが、何よりの励みになります。
詳しくは言えないのですが(笑)、APHで学んだあるセリフの基礎を現場に持ち込むと、
周りからの注目度が上がります。
それもプロで活躍中の皆さんからの注目度が、です。
そんな中、テストで存分に発揮すると、ディレクターからの訂正はゼロ!
これは自信になりました。
本番では、ちょっと固くなりNGを出してしまいましたが、
その分チャンスだと思い、さらに上を目指しました!
今までは、リテイクに良くも悪くもドキドキしていましたが、
今回は技術的向上心が半端なかったので、良いドキドキしかなく、
こう言っては何ですが、ディレクターからの指示よりも、
今やっている技術に集中していました。
「強引かな?」とも思いましたが、多分、本質に触れられていたのでしょう。
空気は悪くなりませんでした。
「あ、これで行けるんだ」という納得感が生まれました。
これも収穫でしたね。
今までの自分は、多分失敗を恐れるあまり固定観念が毎回出て来ていて、
それが、現場を楽しむ邪魔になっていた様に思います。
今回実践出来た「本質技術」は、確かな成功に裏打ちされたかのように、
使えれば使えるほど安堵感をもたらし、それでいて、向上心は高いので良い緊張感は続き、
さらなる成功が導き出されるような…。
そんな「予感」を沢山感じられた現場になりました。
今所属している事務所のマネージャーも最初から最後まで居て、好感触!…だったと思います。
実は、来月にも同じ役で出演が決まっています。
もう一段、確かな階段を安定して上がりたいと思います!