119章 4.繊細になるということ

4‐繊細になるということ

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プロの役者を多く教えていると

「やっぱり、アマチュアと違うなぁ」

と思うことが、残念ながらよくあります。

それは、演技の精度、丁寧さに良く現れます。

プロ達は現実に仕事をしており、
緊張感と背負っている責任が違うのです。

彼らは、真剣です。

しかし、よく考えてみると
当然と言えば、当然なのですが、
出来る役者達を観察すればするほど、じつは逆である事がはっきり解ります。

つまり、

「役者としての自分の身体に、
声の調子に、はたまた相手との感覚に、
繊細に向き合った者ほど、
その結果としてプロとなり、仕事をしていると言う事実」

があるのです。

「役者としての精度」

まず、茶碗だって、自動車だって、精度の悪いものは嫌ですよね。

それは、役者だって大いに同じだと言う事です。

「役者として丁寧に丁寧に芝居し、精度を上げる」

まず、この視点で演技に取り組んでみたらどうでしょうか。

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丁寧に丁寧に・・・!
役者としての精度を上げていきましょう!!