以前、某歯磨き粉のCM撮影のスタンドインとして関わらせていただきました。
スタンドインというのは影のお仕事ですが、CMを作っていくに当たり、とても重要な役割の一つです。
本人の代わりに立ち位置のチェックをするので、まるで自分のCMかのような体験をすることができます。
しかし、ほんの一ミリでも立ち位置がずれてしま いますと、カメラワークから外れてしまい、監督の作りたいものではなくなってしまうので、
カチッとはめていくことが当たり前にできなくてはなりません。
その上で、次に監督がどういう画を撮ろうとしているのかを先読みしておくととても喜ばれます。
やはり、「現場は限られて時間の中で、いいものを作る」というベクトルをみんなが持って動いてますので、そこに自分も同調していくのがベストです。
ただ立っていて、待っているだけの人よりも、「次はこうくるかな」「この角度かな」等、何が来るかに注意を向けて、
指示されたときにピタッとできるととても重宝されます。
「あっこいつ できるな」と思われてナンボな世界です(笑)
私も、注意をして動くように努めてきました。
この方法もAPHで学ばせて頂きましたが、注意も奥が深いのです!!!
現場は、東宝スタジオでかつてゴジラの映画が作られた歴史のあるスタジオです。
廊下には、尊敬する高峰秀子さんのポスターが額縁に入れて飾られてあり、東宝の歴史の素晴らしさを物語っているかのようでした。
スタジオにはCMのセット(CMで使う道具など)が用意されていて、それを10台以上のカメラで囲んでおり、その最新設備に感動致しました。
この日は、朝の10時から朝の4時まで撮影が続き、タクシー で帰ってきました(笑)
長丁場でとても大変でしたが、それ以上にとても楽しくやらせていただきました。
思い出に残る現場でした。。。
次はメインでやりたいものです!