外画吹替のお仕事!企みを持っていく

今日も外画です。

今回はゲストで主人公の行動によって人生を狂わされた男の役です。

今、日曜セッションで演技の基本とも言える
舞台役者としてハッキリとした芝居をやっています。
いろいろ勘違いしていて時間がかかりましたが、
ようやく方向が見えてきました。

今回の現場でもこれを実践しました。

「あ、なるべく舞台芝居っぽくしないで」

今回の現場では合いませんでした‼︎

内容は結構激しいシーンもあって
舞台芝居でメリハリつけると行けると思ったのですが、
他のシーンではメインキャストが基本的に自然風で静かな台詞回しでした。

そっちに合わせるべきだったか。

という訳で芝居を切り替えて無事に終わりました。

やる事がハッキリしていると、
それをやらない事も分かりやすくできました。
今日のディレクターに呼ばれた時は、
結構リテイクがあり時間をかけてしまう事が多かったのですが
今日は舞台芝居をやめる事以外何も言われずスムーズに終わりました。

リテイクを出さない事が全て正しい訳ではないですが、
今回は脇役として必要な事をキッチリできたので
リテイクなしにスムーズに終わったのではないかと思います。

柔軟に素早く対応する能力というのは、
どこで何をどうするのかを具体的に意識的にやっていて、
それをいつでも出し入れできる事なのか
と感じました。

特に具体的に意識的にというのがないと、
コントロールできません。

養成所でお世話になったDさんが
現場には必ず一つは企みを持って行け
と言っていたのはこの事で、
セッションで言われている武器という言葉と
繋がっていたのだと今頃気付きました。

時間がかかり過ぎましたが、
次の現場でも企み、武器を持って行きたいと思います。