外画吹替レギュラーのお仕事!尺に合わせて変化したこと

今日もまた外画レギュラーです。

今日は自分の役が劇中でもう一役演じています。
今の自分にできる音の幅や芝居でなるべくハッキリと変化をつけようとやってみました。

今日の姿勢はスタンスはやや狭く、
少しだけ前重心が一番しっくり来ました。

そしてもう一役の方は感情の起伏がほぼなく、
丁寧で淡々とした口調でした。
姿勢はほぼ真っ直ぐに立って脚もあまり膝を緩めない感じが、
音も芝居もしっくり来ました。

中盤はこのもう一役の方がずっと喋っていたのですが、
途中で身体が固まってくる感じがしました。
今日のほぼ真っ直ぐな立ち方は芝居する感覚としては良かったのですが、
音を出すには少し硬いようでした。

少し足幅を調整してみました。
なんとも微妙です。
淡々と丁寧に喋っているとあまり動かないように真っ直ぐ立っている方が気分が乗るのです。
しかしだんだん身体が固まって硬くなってくる。

この調整があまり上手くいきませんでした。
ただ役の変化は出たのではないかと思います。
これはオンエアが気になる所です。

今シーズンの翻訳はセリフの尺に対して言葉数が合わない事が多くあります。
APHでセリフに繊細に変化をつける事を教わっていたので、
感情やリズムを変えてなんとか対応しています。

この尺と言葉数が合わない事で、
普段はあまりやらないリズムでセリフを言う部分が新鮮に感じました。
長くシリーズをやってきて自分のセリフの変化が少なくなってしまっていたように思います。

尺が合わないセリフを工夫する事が、
自分のセリフのパターンを変えるきっかけになったのは良かった。
これを普段から意識的に入れていくようにしたい所です。