オーディオブックのお仕事!300ページ越えを読む

今日は珍しい現場です。

書籍を音読するオーディオブックというものでした。
ページ数は300ページ越え。
人生初です。
自分は今までナレーションだけでこれだけ喋った事はありません。
ナレーションだけなら長くて3分、
しかも所々喋ってるだけだったので実質2分ないくらいでした。

家で原稿をチェックしている時はなんのプレッシャーもないので、
割とスルスルとやれると感じました。
手応えはあったんです。

しかし当日、家ではなかった問題点がたくさん出てきました。

まず照明。
ライトスタンドが暖色系の照明だったのですが、
本を拡大コピーして文字が薄くなった原稿を照らすと
なぜか文字が光と混ざってもの凄く見辛い。

家の白色のLEDスタンドで照らしいている時は、
角度も自由だったしでこんな事が起こるとは思っても見ませんでした。

どうやってもこれが改善できない。

そして椅子の高さが合わない。
しかも高さ調節のできない割とゴツい椅子。
安定感は抜群だったので座るだけなら良かったのですが、
テーブルとの高さのバランスが自分と合わないのが辛かった。

文字が見辛い上に高さが合わないので、
原稿に顔を近づけてかなりの猫背になってそれを肘で支えてやりました。

肩が痛い。
どんどん筋肉が硬くなって軋み出す。
背筋にも負担がかかり全身に無理な姿勢のダメージが行き渡りました。
休憩のたびに必死にストレッチをしました。
こんな形でセッションで教わった運動をやる事になるとは思いませんでした。
とても助かりました。
有難うございます。

姿勢の調整がなんとか落ち着くまで、
めちゃくちゃ噛みました。
こんなに喋っていて噛んだ事はありませんでした。
落ち着いてからはリズムに乗って挽回しましたが、
スタートが酷かった。

終わった後の挨拶で謝った所ディレクターは
「いやかなりスムーズな方ですよ」
と言っていました。

本当か…???
お世辞にしても言い方がそうでもなかったし、
もし本当だったらどんなレベルの人がやってたんだ?

まだまだ本の序盤で今日の収録は終わりました。
次はなんとか改善したい所です。