地上波ドラマのお仕事!一瞬をどうするか。

地上波ドラマの撮影に行ってきました。
今回は、出番としてはほんの一瞬。特に決まった台詞があるという事でもない。

逆を言うと
その一瞬なのにわざわざ台本に入れる必要があるシーンでもあるわけです。
だからこそ、やるべきことがあるんですよね。

そこで私はある「二つの事」をやる!と決めました。
それはちょうど今APHの演技クラスで自分が課題として取り組んでいること、
そのものです。
今回のこの台本で、私の役回りで、どうすれば良いのか、
まさに今稽古している事にその答えがあったのです。

まずテストで決めてきた方向の芝居をやったところ、スタッフ陣には既にウケている様子。
監督からも「面白いですね!芝居の方向は合っているので思い切り行きましょう!」と。
そして本番。
テストの時よりも更にパワーアップしてその「二つの事」に集中して、思い切りやり倒す。
そうすると、自分で準備してきたものをさらに超える、
その瞬間ならではのエネルギーと面白みがグワっと湧いてきているのが、
自分でもわかりました。
カットがかかった瞬間、スタッフ陣の爆笑と、
「はい!面白いのを頂きました!ありがとうございます!!」の監督の声。
1テイクでOKをいただきました。

戦略を明確にして臨み、そこに集中することで、さらに超えるものが生まれる。
一瞬でしたがとても充実した撮影となりました。

この姿勢を忘れずに、次につなげていきたいと思います。