アドリブしたらいつもとは違う空気に?吹替レギュラーのお仕事!

今日のヒーロー物レギュラーはお祭り回です‼︎

同世界観の作品がクロスオーバーして巨悪と戦うストーリー。
熱い展開ですが、自分のキャラクターは賑やかし要員なので本筋には関わらない。
残念です。

最近のコロナウィルスの影響で少人数で時間をずらしての収録です。
シーンによっては会話の相手がいなくなったり、
出番がない人は全員ブースから退出するなど慎重に収録しています。
早く収まって欲しいところです。

ずっと課題にしている立ち方ですが、
できないなりに多少の手応えが生まれてきています。
特に声を支えるポイントが前よりはっきり意識できるようになりました。

意識できるようになる、というのは
外した時もはっきり自覚があるという事です。
外すのは良くないですが、それに気付けるのは進歩です。
そう思いたい。

とても楽しく収録が進んで行きますが、
やはり話題に上がるのがコロナの話。
声優という仕事は性質上、基本的に密閉されたスタジオに大人数が集まって行われます。
スタッフも役者も気を付けていますが、
どうしても限界があるのです。

みんな不安はあると思いますが、
それを見せる事なく明るく収録をしました。
賑やかし要員の自分としては一つ笑いを取って和ませたいところ。
原音はないですが大きなリアクションと表情がある所にアドリブを入れました。

「それホントにいるのかね」

ディレクターから言われたこの言葉、
二つの可能性があります。

①ホントに要らない
②弄ってくれてる

結局別録りですが通りました。
普段のレギュラー収録なら基本的に②なのですが、
クロスオーバーで初めて会う共演者の方々は自分の役の立ち位置を知りません。

自分と同じ作品のレギュラーの人達も弄ってくれて皆んな笑ってくれていましたが…
内心邪魔だと思われていないかヒヤヒヤしました。
上手く笑いを取れる人を改めて尊敬しました。

自分の出番はワンシーン。
いつもならスタジオ内で他の人の芝居を見るのですが、
今日は終わった人から全員帰ってもらうという録り方でした。
非常に残念です。

技術的にもそうですが、空気を盛り上げられるようになりたい所です。