地上波の子供向けドラマの撮影に行ってきました。
アニメの世界を実写化したようなドラマで、
登場人物は特異なキャラクターばかり。
今回私は、ゲスト主人公のお母さん役でした。
もう数十話分も撮影が進んでいる現場なので、
レギュラーの方々はすっかりチームとして
出来上がっています。
その中に単発で入って行くという状況は、
以前の自分であれば変な緊張や尻込みをして
しまっていたのですが、
このところ現場を重ねるにつれ
そういった感覚は無くなってきています。
今回も一つの作品を創る同志として、
監督やスタッフの方々、そして共演者とも
良いコミュニケーションを取ることが出来ました。
今回は特殊な世界観なので、
そこでの芝居はかなりデフォルメしたものが求められました。
が、監督の意図していること、
撮りたい画のイメージはとても良く伝わってきました。
私は舞台での経験が長いこともあり、
ある種のデフォルメはさほど困難ではないのですが、
問題はその「いつもの自分の芝居」に居付いてしまうこと。
また、思いっきり芝居をしていてふと気づくと
身体に物凄い力が入ってしまっている事もありました。
カットがかかる度に呼吸を入れ直し、
姿勢を整えますが、芝居に入るとまた力が入ってしまう。
その繰り返しでした。
現場で、サクサクとOKテイクが出せるようにはなっていますが、
いかに「質」を上げるか、がこれからの課題です。
APHで教えて頂いている技術は沢山あります。
それがいつでも現場で使えるように、鍛えていきたい!
と思います。