NHK某番組の再現ドラマ撮影に行って参りました。
事前の情報は、番組名と集合時間と移動先だけ・・・
何の役なのかは当日までわかりません(笑)
朝7時にNHKスタジオ前に集合!!
私は、Eテレが大好きでスタジオで集合するだけでも、嬉しいのです。
「またNHKのスタジオに来れた~~~!!」
朝7時なのに、私のテンションは上がっています(笑)
しかしながら、NHKのスタジオ撮影ではありません。
集合しているキャストはそのままスタッフさんの指示で、
ロケバスに乗り込み、NHKを後にします・・。
「また来ます」と心の中で叫び、そのまま熊谷に送られました。
そう、熊谷です。この撮影は8月頭です。
最高気温を記録し続けるあの「熊谷」です。
熊谷に、撮影で使われる「病院」というか「診察室」があるのです。
確かに味のある建物でわざわざそこで撮影する価値のある建物です。
しかし、クーラーなんてものはなく、扇風機のみ。
そして私が演じる役は主役のお母さんです。
主役が子供の頃に病院にかかったという重要なシーンです。
その衣装はなんと「着物」。
暑いです。暑いです。暑いです。
あついよ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
そして監督と挨拶し、芝居が始まります。
台本はなく、その場でこう動いてほしいと指示を受けます。
しかも結構細かいのです。
「こういう状況で、病院に来ています。他病院では診察受けられません」等々、
どういう設定なのかを口頭で説明を受けます。
実際の放送では、声は使われないようですが、台詞の指示もありました。
医師役の方はその場で病名を覚え、注射をしたりと大変そうです。
私は、主役の幼少期を演じる10歳の男の子と診察室に入り、
「こういう症状です」ということを
旦那さん役や医師役と話しながら、その場でやりとりをしていきます。
ある意味、即興です。
細かい段取りだけ指示され、
「台詞のやりとりは、まかせま~す!!」
という空気です。
相手の出方もわからないので、よく観察しつつ、
台詞もその場で組み立てながら、どういう感じかリハを繰り返しました。
再現とはいえ、監督も気合いが入っていて、
本気の芝居をしてほしいという意図が伝わりました。
なので私も、だらだら流れる汗を感じながら、真剣にお芝居を楽しみました!
暑いけど、昔体育館で尋常じゃない汗をかきながら
芝居をしていたので、懐かしい感じも有りました。
撮影は良い感じで進み、同じシーンを角度を変えて数回撮影し、
熊谷での撮影は終了!!
その後は、埼玉の病院で別シーンの撮影です。
私は妊婦役です。
始めて、お腹がぽっこりするバンドを巻きました(笑)
妊婦と聞き、お産のシーンが来るのか?!とドキドキしたのですが、
気絶しているという演出で、ずっと目をつぶっていました・・・・。
他の役者の様子を感じていましたが、
一人だけ指示に対応できない役者がいて、監督が少しイライラしていました。
私は、気絶してるので何も助けることはできなかったのですが・・・・。
もう一人の役者は先程のシーンで監督を納得させる芝居ができなかったので、
このシーンで挽回しようと演じていらっしゃいました。
分娩台の上で目をつぶる私は、「あ~現場っていいなあ・・」
と一人静かに思うのでありました・・・(笑)
すべての撮影でAPHで鍛えた「そこにいる」を適用しました。
これが原点だと思います。
だから即興でも、何が来ても大丈夫。
とっても楽しむことができました。感謝です。
またやりたいです。