今日はサバイバル物の外画です。
自分は番組レギュラーという感じで、
兵士から一般市民まで細かな脇役を演じます。
今日は体のバランスに気をつけることにしました。
自分は猫背です。
そのため体の全面が縮まり
音が前に出ない、響きを殺してしまう
といった傾向が出ていました。
個人レッスンで、
姿勢に関してあるポイントを学んだのですが、
それを早速使いました。
この現場、収録の約4時間くらい
自分は立ちっぱなしです。
スタジオは狭くはありませんが、出演人数が多く
メインキャストとベテラン以外は基本立っています。
休憩中はロビーがタバコの煙で白く煙っているため
吸えない自分はシンドイのでブースの中にいます。
なので立ちっぱなしなのです。
座れないとやはり疲れます。
以前は中盤から足腰が疲労で鈍くなったりしていました。
それを立ち方のバランスをとる事で、
緩和してみようと思ったのです。
さらに個人レッスンで教わった
自分では動かないと思っていた部分を
収録中にちょこちょこと動かし緩めました。
上手くいきました。
結果的に収録が終わっても以前ほど疲れがなく
最後までエネルギーが落ちずに行けました。
これは、上手くいきました。
しかし、中盤の合いの手を入れる一言で
とちってしまいました。
姿勢を気にして自分に意識が行ってしまい、
テンポよく繋げなければいけないセリフのタイミングを
逃してしまいました。
二 回 も。
合間でディレクターに
「舐めてんの?」
と言われました。
その後、なんとか全体の収録のリズムは崩れず進みました。
失敗を引きずらず後半は立て直しました。
しかし、これはありえない失敗でした。
現場で良いリズムを造り、良いセリフを言うための技術なのに
自分の事ばかり考えたために
技術にも現場にも失礼な事をしてしまいました。
収録後にディレクターに
「申し訳ありませんでした」
と頭を下げると、ディレクターは頷いてくれました。
次回も出番があるので、この汚名を必ず返上してこようと思います。