今日は外画レギュラーです。
もう3シーズンやっているもので、役はマッチョな海兵隊員です。
この役、自分には珍しい役で常に苦戦しています。
まずマッチョな役を振られることがない。
こんなに長く続いてるのもこれだけ。
初めて現場に行った時、よく会う人に
「え?この役、吉田さん?」
と言われた事を今でも根に持っています(笑)
自分でもビックリだよ!!
しかし、やってみると意外に評判が良い。
役に合っている、と。
ホ ン ト か !?
未だにこの想いが拭えません。
そのためAPHで習った事を試すのは、まずこの役です。
不完全だろうが、新しく習ったら無理矢理でも組み込んで
少しでも良くしたいのです。
今はもっぱら○○がテーマです。
最近、APH土曜セッションで○○稽古をしている時に
自分がけっこう奥で音を出していると感じました。
会話の距離感ともまた違う、セリフを発する場所が奥だと。
これを意識的に、違和感があるのですが、前の方で音を出すようにすると
聞いている相手の反応が大きく変わりました。
自分はもともと「独り言」をベースに
芝居をしていたのではないかと思います。
業界に入ったきっかけはナレーションだったのですが、
それがモノローグのような喋り方から始まっていました。
これをずっとやっていたせいか、
セリフを前に、相手に出す事が苦手になっていたのではないかと思います。
前に出すと、凄く違和感があり、無理をしているのでえらく疲れる。
でも音も、相手の反応もはっきりしたものになりました。
これをこのマッチョな海兵隊員に入れようとしました。
が
ぶれる!!
が
とにかくまず前に!!
テストは、まずまずの手応え。
そして本番では、なんか感じ変わった!!
テストよりぶれた!?
安定しない!!
でも勢いは乗ったらしく、ディレクターが笑ってたので
まあ良しとしようかと思います…
技術を身につけていきたいと思った現場でした。