吹替収録再開!ずっと一人で録ると…

ようやく収録が再開されました‼︎

長かった。

稽古の時間はたっぷりありましたが、
やはり現場で演じるのは良いです‼︎

コロナの影響でさらに収録が変化しました。
とうとう一人ずつの収録です。
完全に一人。
その一人のセリフを全て録り終わってから次の人です。
収録が延期されたので二話分を一人で一気に録ります。

芝居は相手との会話が命ですが…
これはしょうがないですね。
吹き替えは映像が完全な状態であるので、
距離感がずれる事はないと思います。

一人で喋るのは大変ではあります。
しかし自分の課題に集中するのはある意味やりやすい環境でした。

課題はやはり姿勢です。
ずっとやってます。

最近ようやく無駄な力を抜きながら安定感が出てきました。
以前は力んで完全に固めていた部分がほぐれてきています。
その分余力が残るようになってきていました。

今日も無駄な力を抜こうと必死でした。
基本的には体の真ん中で立てるのが一番だと思うのですが、
今の自分は左右どちらかに寄った状態でないとまだ安定しません。

今日はまず左から。
順調なスタートです。
家を出る前にしっかりと身体を暖めてきました。
音の出は良かった。

自分の役はこの作品の中では一番多く台詞があるのですが、
家での稽古と現場の疲れ方はかなり違います。

家では苦もなく一話分の台詞ができるのに、
現場では徐々に疲弊していきます。

緊張感は当然違うのですが一番の原因は、
やはり「力み」です。

家では力を抜いて楽に立っている感覚の方が強いのに、
現場ではそこに明らかに力みがあるのが分かります。

固い。

これが腰や脚を痛めたり疲弊する原因です。
厄介なクセです。
台詞の合間で姿勢を入れ直し、
固まり始めた部分を緩めます。

一本目は良い状態で終われました。
良い手応えです。
二本分の収録で三時間抑えられていましが、
一本目が終わった段階で1時間が経過していました。
収録の初めにマシントラブルで十分ほど待っていたので約50分。
良いペースです。

二本目

ん?
少し身体が重いか?
休憩はありましたが一人で録ってるのでずっと自分が喋っています。
現場の緊張感もプラスされて疲弊し始めたようです。

一度大きく呼吸すると背中・鳩尾周りが硬くなっていました。
そこが緩み血が巡るのがわかりました。
固まってるのに気付かなかった。

二本目は昂る感情を抑えて喋る台詞が多く、
自然と身体に力が入ります。
肩の力みはだいぶなくなってきていましたが、
腕がだんだん降りてくる。
それが胴回りを押しつぶすような感覚がありました。

もう一度姿勢を入れ直します。

二本目中盤

音の踏ん張りが甘くなってきました。
台詞が滑る。
気付くと下半身が固まりかけてしました。
左から右に変えます。
真ん中で立てるようになりたい。

右に変えた事で持ち直す事ができました。
後もう少し。
ここからは長台詞多く山場です。

ちょっとずつ台詞が走り出したのか、
尺が短くなる事が多くなりました。
また鳩尾周りが固まっている。
大きく呼吸を入れてほぐします。

固くなってる‼︎

少し音のポジションが上がっているのがわかりました。
鳩尾周りが固まってポジションが落ちない。
もう一度呼吸を入れました。

なんとか落とす事ができました。
主役をやってずっと喋ってる人の凄さをまた改めて感じます。

二本目も終盤に入り細かいコントロールが効きづらくなってきました。
普通に喋ったり張ったりするのは良いのですが、
柔らかく繊細台詞のコントロールが甘くなってきました。
普段いかに力みに頼っているか痛感しました。

最後の台詞を言い終えて確認が終わりディレクターから
「お疲れ様でした‼︎」
という言葉を聞き達成感が込み上げました。

収録は二時間半

予定より30分早く終わりました。
もう30分早く終わらせたかった。
二本目で少し時間がかかってしまいました。
今回の一人ずつでの収録はスタッフさん達が缶詰状態です。
可能な限り巻きたかった。

やはり長時間、連続で喋ってもぶれない土台が必要です。
自分の足りないところを痛感した現場でした。