海外アニメのお仕事に行ってきました!

今日は短編の海外アニメです。

自分は脇役でした。
金持ちの男性、という役だったのですが
ディレクターの要求にあたふたしました。

主人公がお金に困ってるところに金持ちが現れ、
境遇の差にガックリするシーンだったのですが

「セレブ感を出してくれ」

と言われました。

セレブ感!?

非常に困りました。

この作品、五分の短い尺のアニメで基本ギャグです。
自分の役もわかりやすく貴金属をジャラジャラ身につけ、
どデカイサングラスをかけたキャラでした。

パターンはいくつか考えて行きましたが、
セレブ感と言われて用意したものが通用するか
かなりヒヤヒヤしました。

演出の仕方、伝え方、言葉選びは
ディレクター毎にバラバラです。

同じ言葉でも意図が違ったり、
好みで判断される事も当然あります。

そのニュアンスを役者側は
何とか汲み取らなければいけません。

今回は馴染みのディレクターでしたがヒヤリとしました。

今回はこの要求から思い切ったものを出してみました。
用意してきた、というより家での準備で
ふざけてやっていた事です。

結果、
ディレクターを含めたスタッフ、共演者の笑いは取れました。

しかし、
「ちょっとふつう目のも貰っといていい?」
とリテイクを貰いました。

どうやらやり過ぎたようです。

さじ加減が難しい…
しかし出せないと抑える事も出来ない。
ギャグアニメだったのでまあ良し、という所でしょうか。

今、自分は立ち位置を作るために
自分でなければできない事、
自分にこの役を、と思われる芝居を持つ必要があります。

声のポジション、喋り方など、
APHのセッションで教わる事を何とか実践して
結果につなげたいと思います。