ゲームのアフレコに行ってきました。
今回大変有難かったのが、当初キャスティングの候補に入っていなかったところに、音響監督さんが
「○○さんのスケジュールは空いていますか?」
と、直々に指名を頂けたことです。
今回頂いた役柄が“今後メインキャストになる可能性のあるサブキャラクター”ということで、
自分の表現如何で昇格の可能性がある!という「やりがいしかない役」だったので、
それはもう燃えて現場に向かいました。
監督からも「君になら任せられると思った」とエール(&多分なプレッシャー)をかけて頂き、
ここはもう一発かましてやるしかない!とマイク前に立ちました。
役柄としては、
会社の社長とその御曹司のワガママに挟まれる中間管理職的なところで葛藤する男だったのですが、
そこの悲壮感とコミカルさ、頼りなさそうに一見見えるけど、
仕事はきっちりこなせるビジネスマンとしての面も見せることを求められていました。
正直、僕が一番得意とする役柄ですし、
さらに現在APHでは絶賛“キャラクター作り”の真っ最中!
この数か月で得た知識、試したチャレンジ、その中で得た発見や再認識、
そういった“自分らしさ”の中のキャラクター像を今できる限りでぶつけてきました。
結果は……
テスト一発OK!ミキサールームはえびす顔っ!!!
「このまま本番録音していきましょう」
和やかなムードで本番に臨んでいる時の楽しさは、これを書いている今でも忘れられません。
毎回現場では食べ物を受け付けなくなるような緊張を感じてしまう小市民な自分ですが、
APHで培ったものがそのままダイレクトに自信となって
自分を支えてくれている事をマイク前に立ったその瞬間に感じます。
準備こそがすべて。
そしてその準備がしっかりと行える場所があることはそれだけで最高です。
以降の現場もこの調子で準備して、楽しみきれる現場を繋いでいきたいと思います。