外画吹替レギュラーのお仕事!宅録環境作りで見えてきたマイクへの入り方

今回も外画レギュラーです。

課題は姿勢、なのですが
今日はそこからマイクに向かってどういう姿勢で立つかです。

今、自分は代表に全面的にバックアップしてもらい
自宅に録音できる環境を作っています。
これからの時代に合わせてどうすればいいのか、
セッションでの講義を受けて自分にもコレが必要だと思いやってきました。

しかし今までのスタジオでの仕事の形に対して、
憧れや思い入れが強くなかなかスピードが上がりませんでした。
ここ最近代表からの叱咤激励やメンバーの宅録での活躍の影響で
ようやく真剣に取り組んでいました。

その中でどうやれば良い音を録音できるのかを代表から教わりながら実践してきて、
自分はマイクに対して全く関心を持っていなかったのだと痛感しました。

現場ではとりあえず真っ直ぐマイクに入り、
大きな声をかけて出すときはちょっと引く。
コレくらいしか教わりません。
それでもプロのミキサーさんが録っているので、
考えた事がなかったのです。

以前とあるベテランの方に
「自分はマイクに乗りにくい声だから、どうやったら上手く乗るかずっと考えている」
と言っていたのを思い出します。
その方も自分と同じハスキーな声なのですが、
オンエアではいつも分厚くしっかりと音が入っています。

自分は物によってペラペラになってしまったり、
妙に軽くなってしまったりした事がありました。
単に発生の実力の差だと考えて今のですが、
宅録環境を作る中でマイクに対する立ち方が違うのではないかと考えるようになりました。

2話ほど前、個人レッスンで代表に見てもらって
マイク周りのセッティングに四苦八苦した直後の現場。
そこで自分は少し下に向けて音を入れられるように、
収録前のマイク調整で膝を曲げ、
マイクの位置を低めにセッティングしてもらえるように立ちました。

そのオンエアを先日見たところ自分の中低音が普段より厚くしっかりと乗っていて、
「マイクへどう音を入れるか」でここまで変わるのかと驚いたのです。

そして今週の現場直前の個人レッスン。
そこで自宅のマイクに自分の音が一番よく入るポイントがようやくわかりました。
代表に逐一分析してもらいながらやっていった結果、
マイクに向かってやや下向きに喋るのが1番良かったのです。

現場で試したのとほぼ同じポジションでした。

驚きました。
自分はマイクに向かって下向きに声を入れた方が持ち味が活かせるのかもしれません。
とは言え、支度のマイクはもちろんスタジオ毎に同じメーカー、
型番のマイクを使っているわけではありません。
今回はたまたま近いタイプのマイクだったのでしょう。

しかしマイクやスタジオのセッティングを考えるようになって、
ほんの少しの角度でここまで音が変わるのかと驚きの連続です。

これを現場でも使えるように、
今日もこの現場ではマイク調整で膝を曲げマイク位置を下げてもらいました。

本当に今更ではありますが、
一つ一つの現場でマイクでスタジオで
一番良い音を入れられるように勉強していきたいと思います。