ナレーションのお仕事2本!成果と課題

おかげさまで今週2件、ナレーションの仕事をして参りました。

まず一つは「介護・育児」に関するナレーションで
65ページにわたる長文と直面しておりました。

2時間以上ブースに入るのですが、「姿勢」の大事さを痛感します。

「◎」で話す技術を頂いているので、姿勢で何とか捉えようとするのですが、
長文であればあるほど、徐々に自分の楽なポジションに納まってきます。

ただ以前まではそれが悪いことのように感じていましたが、
今回は楽に自分の倍音が響く瞬間が出てきたので、

日頃の稽古の成果がいつの間にか発揮されている気がしました。

現場で無理なく、きちんと「倍音」を響かせながら
明るく音が出せたらいいなと思うので、
今頂いている稽古方法で音を磨きたいと思います。

もう一つは「東京2020大会の記録映像」のナレーションでした。

こちらは、当日14ページ分の新しい原稿を渡されまして・・
チェックをする間もなく本番に入ってしまいました。

大事な句読点チェックを入れないまま
原稿を読むというのは、苦しい。。

なので、文章が変わってなさそうなところは
以前頂いていた自分の原稿を読むようにしていました。

しかし、文章を間違えないように読むことばかりに意識がいってしまい、
自分のリズムで読めませんでした。

また、自分の姿勢を決めるのにも時間がかかり、
全体的に音の軸が安定していないように感じていました。

さらに、ある日本語が出てきたときに、とても詰まる・・。

心の中で、「あ~また詰まったわ・・」と思いながら、必死に読んでいく。

最後、クライアントさんと一緒に全体をチェックしたのですが、
思った程ぶれていなかったのが救いでした。

ただ、私の中では反省ばかり。

次からは、新しい原稿を頂いたら時間を取って頂き、
句読点のチェックだけでもしようと思います。

詰まる日本語の稽古に関しては一朝一夕では絶対できませんが、
日々の稽古で深めていきたいと思います。