外画吹替レギュラーのお仕事!感染対策の影響は…

今日も外画レギュラーです。

最近のウイルスの影響で収録の仕方が変わりました。
大変でした。

ウイルス対策のために、
少人数ずつに分けて収録する
シーン毎に区切って換気する時間を取る
出番が終わった人から帰る
という形に変わりました。

今までも他の仕事のために何人か収録の時にいなかったりした事はありましたが、
出演者の半分以上がいない現場は初めてでした。

いざ収録が始まるとこれが大変でした。

出演者の大半がいないので自分以外のセリフが
あったりなかったりするので、
不規則に段の抜けた階段のようでした。

作品自体がセリフのスピードが速く量も多いので、
会話相手とお互いにリズムを作っていきます。
しかしそれが不規則に抜けているのでリズムが掴めない。

一度、自分のセリフがどのタイミングなのか全く分からなくなりました。
冷や汗をかきました。
他にも何人か同じ状態になっていましたが、
こんなことは初めてでした。

そして人数が少ないと単純に熱量が減る。

人がたくさんいると色んな会話や熱が生まれるのだと改めて実感しました。
しかし芝居として熱量を落とすわけにはいきません。
一人で喋っていても会話している熱量を出すために、
普段より精神力も体力も消耗しました。

現場の空気もやはり普段と違いました。
みんな平気そうにはしていますがやはりウイルスの影響でピリピリしていたようです。

自分の役は賑やかしなのでテンションの高いセリフが多いのですが、
現場の雰囲気や一人で喋る事で異常に疲れました。

何度も課題である姿勢が崩れそうになりましたが、
何とか最後までやり抜く事ができました。
会話相手がいる事の有り難さも改めて実感しました。

収録が終わると思わず大きく息を吐き出しホッとしました。
いろいろと大変な状況ですが、
それに耐えられるタフさを身に付けたいと思います。