今日はヒーローものの外画レギュラーでした。
自分の役は三枚目です。
基本的にはコメディ、たまにシリアスなシーンと幅の広い要素があり、やり甲斐があります。
今回のコメディシーンで、ある言葉が何度も出てきてキーワードのようになっていました。
このシーン、ふつうに演じても割と面白いシチュエーションでした。
しかし!!
この現場は色々な意味でチャレンジできる現場です。
逆にふつうに、いや
当たり障りなくやると
「つまらねぇ芝居しやがって」
とディレクターに言われます。
おもいっきりやれ、という事です。
感情の種類、リズム、テンション・音の高低
たくさんの要素がある中で
今回は「キーワード」の言い方を変えることにしました。
台本を見て、
これは言い方を面白くしないともったいない!
と思いました。
しかし!!
難しい!!
文章ではなく、ひとつの単語。
単語なので文字数も少なく、
その中でハッキリ分かるように変化しなくてはいけない。
変に抑揚をつけても単語の意味が伝わらなくなってしまう。
意味がちゃんと伝わり、面白くなる言い方は?
今週も必死の収録でした。
収録が終わり帰り支度をしていると、
ディレクターから
「○○(今回のキーワード)ヤロウが」
と笑いながら言われました。
共演者にもすれ違いざまに、
「○○さん、お疲れ様です」
と言われました。
どうやらそれなりに面白くなったようです。
これをもう一段階、人に真似されるように
面白いセリフを言えるようになりたいです。