下手ではないが上手くもない。
特にどんな役も一定のレベル対応できる、若くても老けていてもだいたいOKラインまでは出せる。
でもこれといった武器はない。
レベル3(*)という状態はとても中途半端だなと感じました。
一方、レベル4の人達は必ず1つは、
こういう役!!
というラインを持っています。
レベル3ではほとんどそれがない。
今は自分もそうです。
なんとなくこの辺りのラインか?
というくらいです。
現場で話していて結構ゾッとしました。
自分を含め4人で話していて全員レベル3~4間にいる人達でした。
内2人は妙に小慣れて落ち着いていて楽しそうでした。
それに違和感があった。
自分はAPHで教わったおかげで、段階的にですが
今の自分の状況の危うさを感じて常に不安感があります。
残りの1人は明らかに上を見てギラついている人でした。
ギラついている人は話に加わりながらも、その内容から何か情報を得ようと凄く冷静に見ている部分がありました。
小慣れた2人はそれに気付いていないのかとても楽しそうに話していました。
そんな話し方が「一般人」がその辺で話しているように聞こえました。
業界に入ってきてしまったファン、というか
何というか違和感がありました。
自分は少し話に加わりながら、一歩引いて見ていました。
小慣れたレベル3の芝居はとても「それっぽい芝居」です。
合わなくはないが、印象に残らない。
パッと聞いてもその人だと判別がつかない。
特徴を全部削ぎ落としたような芝居で、可も不可もない。
この芝居では聞いた側に、良いか悪いかの判断をさせ辛くする。
自分は相手にハッキリと「イエスかノーか」を言ってもらえるようになりたいと思います。
そのために明確な意図を持ってセリフを言えるようになりたい。
そのために○○を稽古したいと思います。
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(*)「APHステップ5段階レベル表」には、レベル1~5までの段階があり、
レベル3、レベル4の定義は以下の通りとなっています。
レベル3:ジュニアとして仕事している
レベル4:プロとして仕事をしている